モロッコ北部・リーフ山脈の奥地にある、人口3万5000人程度の小さな街「シャウエン」。モロッコの空の玄関口であるカサブランカから、さらに鉄道とバスで約7時間と決してアクセスの良い場所ではありませんが、とある絶景が望めるとして日本でもツアーが組まれるなど、知る人ぞ知る観光地となっています。

その絶景というのが、街全体が青く染められた神秘的なシャウエンの街並みで、壁、扉、階段、さらには鉢植えまで、濃淡の違いはあれども街の至る所が青、青、青。迷路のように入り組んだ路地や、魔法使いを想わせるとんがりフードの民族衣装「ジェラバ」が、ミステリアスな雰囲気をより一層引き立てており、一歩足を踏み入れればおとぎの世界に迷い込んだかのような気分にさせてくれます。体力に自身のある人は、近くの山を登って街を見下ろしてみるのもおすすめです。

なぜ街が青いのかには諸説あるようですが、かつてスペインから追われたユダヤ人が、ユダヤ教にとって神聖な色である青で街を染めた、というのが有力なのだとか。

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【担当：TAKU】

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