ボロボロのトライシクルで娘を毎日学校まで送迎し、若くはない体に鞭を打って肉体労働で生活費を稼ぐなど、男手ひとつで必死に娘を育てる父。一方、年頃の娘はそんな父の頑張りを知ってか知らずかそっけない態度。貧しい家庭環境もあってか学校では嫌がらせを受けており、家に帰ればストレスを吐き出すかのように父と喧嘩ばかりで、キレイな車で両親に送迎してもらっている同級生を羨ましく思ったりもします。

しかし、ある日父はハードな生活がたたり、娘を学校に迎えに行く道中でダウン。落ち込む娘は付きっきりで父を看病します。そのまま病院で寝てしまうと、夢には父と毎日乗っているトライシクルが登場。子供の頃に父と絵を描いたこと、楽しそうに会話するトライシクルの車内、笑顔に溢れた食卓など、これまでの父との思い出が頭を巡る中、娘は大切な何かに気付き…

このCMは、日本の自動車メーカー「ホンダ」の現地法人「ホンダ・フィリピン」のイメージCMで、タイトルとなっている「Kaagapay Habang Buhay」は「ずっとそばに」といった意味の言葉なのだそうです。親子の絆の深さに改めて気付かされる素敵なCMですね。

【担当：TAKU】

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