ヴェネツィア（伊Venezia 英Venice）は世界遺産の街で、イタリア北東部、アドリア海のヴェネタ潟に築かれた島の上にあります。本土とは鉄道と車道で結ばれていますが、街の中への乗り入れはできず、自転車も禁止されているので、街中の移動は徒歩か運河をめぐる水上バスや水上タクシーで移動します。
また、観光客は昔ながらのゴンドラに乗って、ゴンドリエーレ（ゴンドラ漕ぎ）のカンツォーネを聴きながら遊覧する楽しみもあります。
本島の北東にあるムラーノ島はヴェネツィアン・ガラスの本場。古い映画「旅情」などにも登場する深く鮮やかで気高い赤色“ヴェネツィアンレッド”はヴェネツィアン・ガラスの特徴です。ヴェネツィア共和国時代、その技法を他国に盗まれないようにと 1291年にガラス工房をムラーノ島へ強制移住させたのがこのムラーノ島の始まり。以来、ヴェネツィア共和国時代から伝統技法を脈々と受け継いできました。美しい品々が揃うガラス工房巡りが楽しそうですね。

ヴェネツィア・カーニバル（伊Carnevale di Venezia）は2月末から3月初めまで開催される祭典で、期間中約300万人の観光客が訪れます。幻想的な仮面と美しい中世の衣裳に身を包んだ紳士や貴婦人が街を行き交う姿はとてもエキゾチックでしょうね。
一歩ヴェネツィアに足を踏み入れた時から、中世の時代へのタイムスリップは始まります。
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【担当：sari】

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