日本人なら誰もが知っているスタジオジブリの不朽の名作「天空の城ラピュタ」。主人公たちが追手から逃れるために迷い込んだ洞窟で、ポムじいさんと出会い、飛行石によって洞窟内が青白く幻想的に輝いた様子は、ラピュタの記憶に残る名シーンの一つに挙げられますよね。その飛行石の洞窟のモデルになったと言われているのが、ニュージーランドの北島にあり、最大の都市オークランドから車で約3時間の場所にある「ワイトモ洞窟」です。

「ワイトモ洞窟」の暗闇の静寂の中で、天井一面に神秘的な青白い光を放っているのは、もちろん飛行石ではなく、その正体はニュージーランドとオーストラリアにしか生息していない、通称「土ボタル」と呼ばれるヒカリキノコバエの幼虫。餌となる虫をおびき寄せるために、土ボタルは青白い光を放っているそうですが、無数の土ボタルの光が演出する天井を埋め尽くす満天の星空は、洞窟を非日常的な世界へと変えています。

この洞窟の中には川が流れており、小さなボートに乗って見学できるツアーがあります。動画にはでてきませんが、天井一面に広がる神秘的な青白い光と、その光が川の水面に青白く反射する光景は、まさに土ボタルが魅せる絶景です。一度は是非見たいですね！
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【担当：NOBU】

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