シンガポールで芸術を愛でる!本格派の美術館6選
25年以上前からシンガポール政府は「ルネッサンス・シティ・プラン」として、現代アートを含めた文化事業にも力を入れてきています。その構想の中に「2015年」が一つの達成目標の節目になっていることが記されています。2015年、2つの美術館が新たにオープンします。芸術文化の規模も、それを取り入れていく構想も日本より上質のレベルを感じます。
- 1.シンガポール国立博物館
- 2.プラナカン博物館
- 3.シンガポール美術館
- 4.アートハウス
- 5.シンガポール・ピナコテーク・ド・パリ(2015年5月開館)
- 6.ナショナル・ギャラリー・シンガポール(2015年10月開館予定)
- シンガポールで芸術を愛でる!本格派の美術館6選のまとめ
1.シンガポール国立博物館
シンガポールで最古の博物館。建物の美しさにも驚くことでしょう。シンガポールの歴史が分かる「ヒストリーギャラリー」は見どころが満載です。14世紀から現代までのシンガポールの文化を感じることができます。国旗、書籍、音楽、衣服、食器に至るまで、その移り変わりが詳しく展示されています。また映像展示もあり、無料の日本語ポータブルガイドもあって不自由がありません。「映画コーナー」もおすすめです。様々な趣向で一本の映画を表現し、映像の歴史や魅力、そして可能性を感じさせてくれます。気楽に立ち寄れるカジュアルなカフェや、フォーマルなレストランも併設されていて、芸術だけでなく色んな楽しみ方をさせてくれる空間です。
住所:93 Stamford Road
開館時間:10:00~18:00(Last17:30)
休館日:無休
アクセス:MRTドービーゴート駅から徒歩約5分
URL:http://nationalmuseum.sg/
2.プラナカン博物館
1912年に建てられた学校を改築して建てられたプラナカン文化を豊富に展示するパステルグリーンのかわいい博物館です。プラナカンって何?という基本の展示から博物館のアプローチは始まります。2階、3階ではプラナカンのルーツと共に、息を飲むほどの装飾品や「ニョニャ」(プラナカンの女性)たちの手仕事による「刺繍」「ビーズ刺繍」の作品展示を観ることができます。気が遠くなるほどの時間が掛けられていることを想像させる作品が並んでいます。
そして欠かせないのが「ニョニャ・ウェア」プラナカン独自の陶器です。とにかく鮮やかでキレイ。小物に関しては可愛らしくて、思わず欲しくなってしまいます。どことなく中国の雰囲気の中にシンガポールが息づいていることを感じさせる、他の陶器では見られないプラナカンならではの風合いです。博物館の1階には入館フリーで利用できるショップと小さなカフェが併設されています。ちょっと一休みもできるプラナカンの伝統を知れる博物館です。
住所:39Armenian Street
開館時間:10:00~19:00、金10:00~21:00
休館日:無休
アクセス:MRTドービーゴート駅から徒歩約5分
URL:http://www.peranakanmuseum.org.sg/
3.シンガポール美術館
1855年にミッションスクールとして建てられた建物を利用しています。建物の優美な姿には入った瞬間から魅了されます。十字架&ドーム型が目印のモダンアートの美術館です。1階は3つのテーマに分けられた魅力ある常設展、2階は期間限定の展示をしています。火曜~金曜の午前10:30からは日本語の無料ガイドがあるので便利です。難解な絵画や彫刻、素描、写真、印刷など様々な現代アートを興味深く鑑賞することができます。近現代の東南アジアのアーティスト作品、若手の作品の企画展なども行われています。ショップや雰囲気のいいレストランやカフェも併設されているので、ディナーやランチスポットとして利用するのもおすすめです。比較的静かでのんびりできるのが特徴のスポットです。
住所:71 Bras Basah Road
開館時間:10:00~19:00(Last18:15)金10:00~21:00
休館日 :無休
アクセス:MRTブラスバサ駅からすぐ
URL:http://www.singaporeartmuseum.sg/
4.アートハウス
アートハウスは、映画やコンサートなども開催している一風変わった趣向の美術館です。3つのコンセプトでシンガポールの「芸術とクリエイティブに関する展示」を見ることができます。
絵画、映像など多岐に渡る作品が多く展示され、館内にはミニシアターがあり、様々なジャンルの映画や短編の映像作品も楽しめます。ダンスショーや音楽コンサート、講演などのパフォーマンスも開催されています。また、本・音楽・映像が楽しめるイヤーショット カフェ(Earshot Café)で過ごしてみるのもおすすめです。店内でコーヒーや紅茶を飲みながら本が読めたり、音楽のパフォーマンスを鑑賞できたりします。ショップでは、アーティストたちのオリジナルのグッズも販売されています。
住所:1 Old Parliament Lane Singapore 179429
開館時間:10:00~22:00
休館日 :無休
アクセス:MRTラッフルズプレイス駅より徒歩7分程
URL:https://www.theartshouse.sg/
5.シンガポール・ピナコテーク・ド・パリ(2015年5月開館)
パリにある「ピナコテーク・ド・パリ」は、立地と敷地面積の広さ、展示作品のバラエティと質の高さが好評価を得ていて、年代や作風にとらわれない多様なコレクションを有しています。
そしてここがピナコテーク・ド・パリの初の欧州圏外に建てられた分館となります。シンガポールの歴史遺産でもあるFort Canning Park内、Fort Canning Arts Centreを美術館にして2015年5月末にオープンしています。
館内は3つのギャラリー(The Collections Gallery、The Features Gallery、Heritage Gallery)に分けられていて、The Collections Galleryではピカソやモネなどの有名画家たちの作品を観ることができます。The Features Galleryでは期間限定のコレクションを、Heritage Galleryでは東南アジアの歴史などをテーマに展示がなされています。
住所:Fort Canning Centre, Cox Terrace, Singapore
開館時間:10:00~19:30(金土〜20:30)
休館日:月休
URL:http://www.pinacotheque.com.sg/
6.ナショナル・ギャラリー・シンガポール(2015年10月開館予定)
ナショナル・ギャラリー・シンガポールでは、シンガポールを含む東南アジアや世界の文化や文化的遺産に関するアートを展示します。19世紀から現代のアート作品の流れを中心として、シンガポールのこれまでの発展と社会、経済、政治の歴史についてもしっかりと触れられる美術館です。総敷地面積は、64,000平方mにもなり、シンガポールで一番大きな美術館となるだけでなく、世界的に見ても最大規模です。ニューヨーク市立近代美術館(MoMA)やフランスのポンピドゥーセンターとの連携も図り、東南アジア美術の研究もなされるということで今後の美術館としての立ち位置が楽しみなスポットです。
住所:1 St. Andrew’s Road, Singapore
アクセス:MRTのシティ・ホール(City Hall)駅より徒歩5分程
URL:http://www.nationalgallery.sg/
シンガポールで芸術を愛でる!本格派の美術館6選のまとめ
シンガポールは日本に比べると、他国の文化もアート性も歓迎して受け入れ、取り込み、連携と交流を図ることに関しても一枚も二枚もうわ手のようです。シンガポールを訪れた際は、そのスケールの大きさと、文化を継承していくという上質な手法が見えてくるかもしれません。美術館巡りが好きな人には堪らない国かもしれませんね。
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