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まるで地下宮殿!豪華絢爛な世界遺産モスクワの地下鉄情報4選

まるで地下宮殿!豪華絢爛な世界遺産モスクワの地下鉄情報4選
ロシア連邦の首都モスクワの地下鉄は、地下鉄とは思えない豪華絢爛な装飾で有名。綺麗なシャンデリアがぶら下がり、手の込んだ見事な装飾が施されたその美しさは、まさに「地下宮殿」という名前がぴったりですね。世界中に地下鉄はあれど、これほどゴージャスなものは見たことがありません。一見の価値ありです。

さて、モスクワ中心部と近郊を走るこの地下鉄は12路線あり、総延長は19.4キロ。その中でも豪華で美しい駅がたくさんあるのが環状線。ちょっと変形した形をしているのは、ソビエト当時の指導者スターリンが建設に際し路線図を広げていた時にインクをこぼしたのが原因だとか・・。真実かどうかはハッキリしていませんが、面白い逸話ですね。

まるで地下宮殿!豪華絢爛な世界遺産モスクワの地下鉄情報4選・世界文化遺産
1935年に営業を開始したモスクワの地下鉄は、12路線196の駅を持ち、そのうち44駅は世界文化遺産に登録されていて世界有数の路線規模と乗客数を誇っています。まだまだ増える勢いでさらなる建設が見込まれているそう。
モスクワに行ったら、ぜひともこの豪華な地下宮殿と呼ぶにふさわしい地下鉄見学お勧めいたします。

1.地下鉄入口

まるで地下宮殿!豪華絢爛な世界遺産モスクワの地下鉄情報4選・地下鉄入口
入口の表示は赤い「M」のマーク。高速エスカレーターでかなりの深さまで潜っていくと、ようやくプラットホームへ出ます。こんなに深いのにはきっと理由があるに違いないのですが、おそらく冷戦時代に核シェルターとして使用していたものなのでしょう。贅沢で豪華な地下鉄ですが、駅名など全ての表示がロシア語なのには驚き!よく見ると部分的に英語表記の補足があるようなのですが、ほとんどないと思った方がよいでしょう。駅構内や車内アナウンスもロシア語オンリー。
そんなわけで、観光客には非常に難しい乗り物かと思うのですが、環状線を一回りするか、乗らなくても見学に行くだけでも価値はあります。そして、写真をとりに行くときは朝晩のラッシュ時を避け、比較的すいている午後の早い時間帯を狙いましょう。地下鉄の営業時間は朝5:30~翌1:00までです。

2.切符の買い方

どの駅にも自動販売機が設置されており、英語表記もほんの少しあります。もちろん窓口でも購入できますが、ソビエト時代の名残か、係員は無愛想で英語は全く通じないと思った方がよいでしょう。
料金は統一料金なので、枚数を指で指せばキャッシャーの電光掲示板のようなボードに打ち込んで金額を表示してくれます。料金を支払ったら切符を受け取り、自動改札の機械にタッチすると扉が開くシステムです。出口にも機械が設置されておりますが、切符を出さなくとも自動で扉が開きます。

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3.環状線で巡りたい駅ベスト10

環状線沿線には美しい駅がたくさんあり、世界文化遺産に登録されているものが多いので、この路線をお勧めします。ただしロシア文字を読めない場合は、駅の数を数えながら進めば分かりやすいでしょう。

電気工事駅

電気工事用だったこの駅には、天井から美しいランプがぶら下がっていて、電気工事の作業員や建設作業員、鍛冶屋の浮彫があります。

革命広場駅

電気工事駅駅を出発してから3つ目の駅。76体の銅像が壁龕に収められています。国境警備隊と犬の銅像と女子学生の銅像のふたつに触ると願いが叶うと言われており、犬の鼻と女子学生の足はピカピカに輝いています。

アルバート駅

まるで地下宮殿!豪華絢爛な世界遺産モスクワの地下鉄情報4選・アルバート駅
次の駅は、環状線内で二番目に大きく、安くて美味しいカフェがあります。月~金の9:00~18:00。

キエフ駅

1954年に飾られた18枚のモザイク画はウクライナ史、ウクライナ人とロシア人の友好をあらわしています。

ペラルーシ駅

まるで地下宮殿!豪華絢爛な世界遺産モスクワの地下鉄情報4選・ペラルーシ駅
担当建築家が古代ローマのヴィラの円天井を摸倣しアラベスク模様を描いたそうで、天井の中心にはぺラルーシの人々の生活の様子、そして床にはペラルーシの装飾が描かれています。

新スロボダ駅

建築家、地理学者、芸術家、音楽家などの32枚のステンドグラスが飾られています。中央ホールの壁のモザイクは有名な芸術家パーヴェル・コリンの作品。

コムソモール駅

まるで地下宮殿!豪華絢爛な世界遺産モスクワの地下鉄情報4選・コムソモール駅
1958年のブリュッセル万博で大賞を受賞したデザインで、黄色を基調にし、市の門のひとつとして考案されました。

チストイエ・プルドィ駅

第二次世界大戦中は、参謀本部と対空防衛の出張所がありました。スターリンの連絡事務所でもあったことから列車は通過するのみで、隔離されていた駅です。

新鍛冶駅

モザイクの巨匠と呼ばれたウラジミール・フロロフによって制作されました。飢餓に苦しんでいた人々が多かった頃の作品で、彼も重要な仕事を終えたあとに息を引き取ったそうです。

マヤコフスキー駅

1939年のニューヨーク万博で大賞を受賞した、アールデコ調の傑作です。

いかがでしょうか。こんなにも素晴らしい地下鉄の駅は世界のどこにもないですよね。世界遺産に登録されているのも納得できます。長かったスターリンの冷戦時代を生きた人々の思いが詰まっているようにも感じられます。モスクワに行ったらぜひこの地下鉄の旅を実現させてくださいね。

4.治安

まるで地下宮殿!豪華絢爛な世界遺産モスクワの地下鉄情報4選・治安
乗り方を覚えれば非常に便利な乗り物ですが、夜遅くに利用するのはやめましょう。オペラやバレエなどを鑑賞に出かけた帰り道は必ずタクシーで帰るようにすることをお勧めいたします。これは、ロシアに限らず世界中どこへ行っても同じ考え方で、安心料と思えば安いものです。
そう思うと、日本の治安の良さに改めて感激させられます。

まるで地下宮殿!豪華絢爛な世界遺産モスクワの地下鉄情報4選のまとめ

ソビエト連邦が崩壊し自由なロシアという国に変わってから、物価は上昇。2014年頃からルーブルが暴落してから、人々は国内生産の物資を選ぶようになったようです。しかし、まだ全体的に物価は高く、貧富の差がひらいているような印象をうけるのですが、ジェネレーションの変化で現代の若者たちには笑顔があります。そんなロシアには見どころがいっぱい。
モスクワのみならず、世界一と言われるサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館にも足を延ばしてみたらいかがでしょうか。その豪華絢爛な宝庫にショックを受けるくらい素晴らしいです。そしてまた、本場のバレエやサーカスもぜひ観てみたいですね。
でも、もちろん、真っ先に地下鉄を見学しにいってもらいたいですけれど。
そこらじゅうに宮殿や美術館が点在しているといっても過言ではないロシア。
地下鉄までも宮殿や美術館のように豪華で美しい装飾で飾り、シャンデリアまでとりつけるといった発想は、素晴らしい伝統だと思います。これからも大切に守っていってほしいものです。
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【担当:nekotabiko】

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