「遥かなる大草原」モンゴルのおすすめ観光スポット7選
日本では、相撲によりモンゴルという国が親しみやすくなったように感じられますが、首都ウランバートルのみならず、遠出をしてモンゴルならではの大草原やそこに暮らす人々の生活を見るのも楽しみ。
馬に乗った羊飼いが暮らす何世紀も変わらぬそんな風景に会いにでかけてみませんか。それではモンゴルの観光スポットをご案内させていただきたいと思います。
1.ウランバートル
スフバートル広場
モンゴルの首都ウランバートルの中心の広場。モンゴル革命の指導者であったスフバートルやチンギスハーンの銅像が堂々たる風情で建っています。
周囲には、国会議事堂や文化宮殿、オペラ劇場、市役所、証券取引所などあらゆる面でウランバートルの中心になっています。人々の待ち合わせ場所や色々なイベントが行われる広場でもあります。
ガンダン寺院
モンゴル最大の仏像がある寺院で、ウランバートルからも近くチベット仏教の雰囲気を味わうことができます。僧侶がなんと5000人もいて仏教を学ぶ教育施設もあり、チベット仏教に触れてみたい人にはお勧め。
2.ウンドゥルシレット
ウランバートルから南西に約200キロ離れたところに位置するキャンプ場。美しい山脈と広大な草原を流れるトーラ河のほとりにあり、絵のような美しい風景が広がる最高のロケーションです。これぞモンゴルの大草原の風景、という雰囲気になれます。
乗馬トレッキングや遊牧民のゲルを訪問したり、熱気球に乗って大草原を見渡すのも楽しいですね。ツーリスト用のゲルに宿泊するのもいい体験になりますよ。
ゲルとは
モンゴル高原に住む遊牧民が使っている伝統的な移動式住居のこと。中国語の呼び名パオとも呼ばれています。
ゲルは円形で、中心の2本の柱で支えた構造に、放射状に屋根がかけられます。これに羊の毛で作ったフェルトとよばれるものをかぶせ屋根と壁にします。寒さが厳しい時はフェルトを二重にしたりオオカミなどの毛皮を張り巡らして防寒します。逆に夏場、日中の暑い時はフェルトの床部分をめくって風通しをよくすることが出来ます。
また、現代的なゲルの外部には、発電のための太陽光パネルと蓄電池、衛星放送を受信するパラボラアンテナが設置されているので驚き。これで周囲数百キロ何もない大草原でもテレビや携帯電話が使えるのです。モンゴルは携帯電話の普及率が一人1台を超えておりスマートフォンも普及しています。意外や意外、現代の遊牧民たちは現代的な生活レベルなんですね。
3.フブスグル湖
モンゴルのスイスといわれるフブスグル湖一帯は、ロシア国境近くにあり針葉樹に囲まれた美しい自然がいっぱいの国立公園。フブスグル湖は世界第二位の透明度を誇る湖で、遊覧船観光もできます。
また、この周辺の森の中にはトナカイを飼っている遊牧民が暮らしており、湖周辺ではトナカイに会えることもあります。
湖畔や森を馬に乗って散策したり、自然をたっぷりと満喫できるので、ぜひともでかけてみたいところ。
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4.南ゴビ
ふたこぶラクダの放牧を見ることができる南ゴビの砂漠地帯は、絶対に行ってみたいところ。ウランバートルから飛行機で約1.5時間ですが、ツアーを利用するとスムーズ。ツアーならラクダの放牧を見たり、恐竜の卵や化石が発掘されたバヤンザクにも立ち寄ることが出来ますよ。
谷の標高は2200mで、初夏でも雪が残っている地域ですが、モンゴル最大級の砂丘は、ホンゴル砂丘。砂丘の高さは50mもあり山のようにどこまでも続いていて、その下には草原があり、小さな川もあったりとなかなか面白いところです。
5.バヤンウルギ
ウランバートルから飛行機で3時間ですが、ぜひツアーで行くことをお勧め。ここは毎年盛大な「騎馬祭り」と「イヌワシ祭り」が開催されることで有名なので、ぜひそれにあわせて行ってみたいところです。バヤンウルギは9割がカザフ族で、騎馬民族の末裔。鷹狩りのシーズンは10-3月まででイヌワシを使った狩が有名。
6.モンゴル料理
羊の丸焼き(カオチュアンヤン)
羊を丸ごとじっくりと焼いたもので、特別な時に出す料理です。結婚式のパーティーなどには欠かせない料理。顔や脳みそも食べます。脳みそは珍味として扱われています。
サソリのから揚げ
聞くとちょっとびっくりしてしまいますが、こちらも高級料理なので、特別なパーティーの時にしか出てきません。小ぶりのサソリをそのまま衣をつけて揚げます。食べてみるとあっさりとした味。一度お試しを。
モンゴル餃子(モングーバオズ)
モンゴル風の蒸し餃子でモチモチした食感がとても美味しく、具はモンゴルらしく羊肉。野菜をほとんど使わない肉餃子なので、肉好きの方にはたまらない一品。
しゃぶしゃぶ(フオグオ)
羊肉料理で代表的なものは、しゃぶしゃぶ。新鮮な羊肉を使い、クコの実などが入った健康にもよさそうなスープにつけて食べます。肉や野菜を鍋から取り出してゴマダレで食べるのが一般的。最後は、モンゴル風のうどんを入れて食べます。シコシコした歯ごたえが日本人の口によくあいます。
ミルクティー(ナイチャー)
モンゴルを代表する飲み物といえばこれ。グルでもこのミルクティーを出して歓迎してくれます。モンゴル人とは切っても切り離せないもの。このミルクティーにバター、羊肉、チーズなど好みのものを入れて食べる、いわゆる食事。モンゴル人にとっては身体に必要な栄養分がこのミルクティーなのです。
ミルクティーというと甘いお茶を想像しますが、モンゴルのミルクティーは塩味。最初はちょっとその味に驚きますが、ぜひ飲んでみてください。
7.モンゴルまでの行き方
日本からは、首都ウランバートルまでモンゴル航空の直行便が成田から就航しています(約5時間半)。日中の到着であればバスやタクシーで市内へ行くことができます。
また、北京からモスクワ行きの国際列車も途中ウランバートルに停車しますが、チケットの手配も困難な上、国境では警察による厳しいチェックがありますので、中国語がある程度話せる旅慣れた人なら別として航空機で入国した方が無難でしょう。
「遥かなる大草原」モンゴルのおすすめ観光スポット7選のまとめ
夏の3か月くらいしか、草原と呼べる風景がみられないモンゴル。秋から冬の厳しい寒さに耐え生き抜いているゲルに暮らす遊牧民たち。人間の生きる力を感じ取れる場所かもしれません。物質的な豊かさではない心の触れ合いを感じる旅になること間違いなし。ぜひこの次の旅のプランに加えてみてはいかがでしょうか。
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【担当:コロンナ由美】
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