2003年に世界遺産に登録されたベトナム中部にあるフォンニャ＝ケバン国立公園。86,000haの面積を持ち、876種の動物、568種の植物が生息していると言われています。その国立公園にあるソンドン洞（Son Doong Cave）は2015年時点で世界最大の洞窟と言われています。2009年、イギリスとベトナムの共同調査が行われるまでは、地元の人にしか知られていませんでした。調査隊の本格調査により、全長約9km、最大の高さは240ｍあることがわかりました。240mというと、50階建ての高層ビルがすっぽり入ってしまう高さです。

ソンドンはベトナム語で“山と川”という意味で、その名の通り洞窟内には山もあり、川も流れています。洞窟内を進んで行くと、天井が抜け落ちて青空が広がり、森となったエデムの園と呼ばれる場所があります。そこはまるで古代のジャングルがそのまま残っているようで、神秘的で荘厳な雰囲気がします。
2014年には観光客も立ち入りが許可されるようになり、外国からも大勢の観光客が訪れています。調査はまだ始まったばかり。神秘のベールに包まれた洞窟、これからどんな発見があるのか楽しみです。
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【担当：sari】

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