イタリア半島とバルカン半島に挟まれたアドリア海の沿岸に位置する、クロアチア南部の都市ドゥブロヴニク。歴史はローマ帝国時代にまで遡り、中世にはラグーサ共和国として、巧みな外交術による海洋貿易と堅固な城塞で一時代を築いたことで知られています。

大聖堂や教会、修道院、噴水、城壁、砲台など、当時の名残が色濃く残る旧市街地は、1979年に世界遺産に登録。青い海と橙色の屋根の美しいコントラストも相まって、現在はヨーロッパでも有数の人気観光地となっています。ジブリ映画の「魔女の宅急便」や「紅の豚」に登場する街のモデルではないかとも言われているようです。

今でこそ多くの人で賑わうドゥブロヴニクですが、1991年のユーゴスラビア崩壊に伴う内戦によって壊滅状態に陥り、危機遺産リストに登録（1998年に除外）されたという苦い過去もあります。その後、市民たちの手によって再建が行われ、美しい街並みを取り戻していますが、一部にはその時の傷跡も残されています。
美しさの中にも様々な歴史が感じられる魅力的な街・ドゥブロヴニクに、あなたも一度訪れてみては？
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【担当：TAKU】

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