イタリアのナポリ近郊にあるポンペイの街は、はるか昔、2000年近くも前に栄えた古代都市でしたが、近くにあるヴェスヴィオ火山の噴火によって地中に埋もれ、一夜にして消滅してしまいました。当時のポンペイは港からローマへの積み荷の運送ルートにあったこと、またローマ人が休暇を楽しむ娯楽地としても栄え、最盛期には2万人の人口があったと言われています。
性に開放的な時代であったらしく娼館の跡なども発掘され、かなり刺激的な壁画も保存状態が良く残っていたそうです。またワイン運搬に使う壺も沢山見つかっており、ワインの製造が行われていたこともわかっています。

噴火で火山灰が降り注ぎ、火砕流も発生して一夜にして失われた街ポンペイ。逃げ遅れた2000人ほどの人が火山灰の中で亡くなり、その亡骸は朽ち果ててしまい空洞が残されました。18世紀から開始された発掘で、空洞に石膏を流すことで当時の人々の姿が再現され、遺跡に展示されています。1997年には世界文化遺産に登録され、毎年250万人ほどの観光客が訪れています。
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【担当：sari】

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