オーロラやサンタクロース村で有名なフィンランドのロヴァニエミから車で1時間半ほどの場所にある「ケミ」は、人口2万人ほどの小さな町ですが、毎年冬になると多くの観光客が訪れます。そのお目当ては、毎年1～4月の期間限定で建てられる世界最大の雪の城「ルミリンナ（Lumilinna）」で、広さは1万㎢にも達する大変スケールの大きなものとなっています。

1996年に最初の城が建てられて以降、毎年デザインやコンセプトを変えながら建て直しが行われており、外気温に関係なく-5℃でキープされた城内には、芸術的な雪や氷の彫刻が至るところに散りばめられています。映画やアニメのキャラクターなど馴染み深いものも多く、過去にはスパイダーマン、バットマン、美女と野獣、リトルマーメイド、スヌーピーなどの彫刻も登場しています。

また、城内に設置されたレストランやホテル、チャペルなどは実際に利用することが可能で、氷のテーブルや椅子で食事をしたり、氷のキングサイズベッド（スイートルームのみ）で寝たり、氷のチャペルで結婚式を挙げたり、と他ではなかなか味わうことのできない貴重な体験をすることができます。
さらに、屋外ではスノーチューブスライドなどのアクティビティが用意されているほか、オペラ歌手やダンサーによるショーも行われており、ルミリンナでは大人から子供まで時間を忘れて楽しむことができます。

2016年は「Castle in the Castle」をテーマに、1月24日から4月10日まで開催されます。この冬は是非、ルミリンナを訪れてみては？

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【担当：TAKU】

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