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ポーランドのカトリック文化を一層理解して観光するための知識4選

ポーランドのカトリック文化を一層理解して観光するための知識4選
キリスト教、ローマ・カトリックを古くから国教とするポーランド。
ポーランドに来ると、その教会の多さだけではなく道端にある十字架や小さなチャペル、カトリック関連のものを売るお店、ポーランド人の故ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の写真が何気ない場所に飾ってあったりと、あらゆる場面でカトリック文化の根付きを感じることが出来ると思います。またポーランドのキリスト教に対する敬虔さは、ヨーロッパにある国々の中でも一目瞭然。当然、多くの観光名所はカトリックと関係しています。そこで今回お伝えするのは、ポーランドの宗教文化をより深く理解しながから観光するコツとして、カトリック教会そのものに関してや教会でのマナーなどをまとめました。

1.カトリックの宗教建築

大聖堂|katedra

ポーランドのカトリック文化を一層理解して観光するための知識4選・大聖堂|katedra
司祭という聖職を行う者が管轄する教会をまとめた単位を司教区といい、その司教区を監督する者を司教といいます。大聖堂とは司教が長を務める教会の聖堂をいい、いわば区分ごとにある数々の教会の代表とも言える場所。大聖堂は基本的に一つの町に一つだけあり、ポーランドには大聖堂が60近く存在します。主な有名な大聖堂はクラクフのヴァヴェル城内にあるヴァヴェル大聖堂、ヨーロッパ屈指のパイプオルガンを持つグダニスクのオリーヴァ大聖堂などがあります。

バシリカ|bazylika

ポーランドのカトリック文化を一層理解して観光するための知識4選・バシリカ|bazylika
バシリカとは古代ローマ時代の会堂であり、現在ではその会堂の建築様式を模したものをバシリカと呼ぶようになりました。またローマ教皇から聖堂に与えられる称号としてのバシリカもあり、ひと言にバシリカと言っても様々な意味を持ちます。この称号を与えられる基準は、教会史的に重要である教会、聖人の遺骨や聖遺物が安置されている教会、巡礼の中心地などですが、今では新たに認定される数は減ってきました。聖堂の名称としてバシリカと呼ばれるものはポーランドには96あり、有名なところでは、3万人収容可能という大規模なリヘンのバシリカ、巡礼地として人気のあるヴァンビェジツェのバシリカなどがあります。またクラクフの聖マリア教会やヴァヴェル大聖堂などもバシリカの称号を与えられています。

教会|kościół

ポーランドのカトリック文化を一層理解して観光するための知識4選・教会|kościół
それぞれの町の地区ごとにある、信者が礼拝をする為の場所をいいます。教会では聖職者が信者に向けて勉強会やミサなどを行いますが、信者自身が積極的に個人でお祈りをすることもあります。教会は大規模なものから小規模なもの、外観も近代的なものから歴史を感じるものまで様々ですが、大切なのは教会としての機能であり、バシリカや大聖堂のように見た目は重要としません。主に有名な教会は、音楽家ショパンの心臓が埋められているワルシャワの聖十字架教会、世界遺産である木造教会のヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群などです。

修道院|klasztor

ポーランドのカトリック文化を一層理解して観光するための知識4選・修道院|klasztor
カトリックには修道会の制度があります。修道会には、修道院の外から出ずに祈りや修行に専念する観想会とそれとは反対に教育や福祉、医療などの分野の人たちと関わったり、宣教も進んで行う活動会の2つに分けられます。そしてこの観想会や活動会に属する人たちが住む場所を修道院といいます。住む場所と聞くと関係者以外は入れないようなイメージですが、修道院は一般人に開放されている場所も多く、観光地化されている修道院もあるほどです。ポーランドで観光客に話題の修道院といえば、クラクフにある修道院ホテルとも呼ばれるベネディクト会修道院。知る人ぞ知る宿泊施設として、今非常に注目を集めています。またチェンストホヴァという巡礼地として有名な町には、奇跡的な力を持つ御絵があるヤスナ・グラ修道院があります。

2.教会の内部にあるもの

祭壇

ポーランドのカトリック文化を一層理解して観光するための知識4選・祭壇
正面に向かって一番前にある、神に祈りを捧げるための場所。ミサでは、司祭者や奉仕者がこの祭壇に立ち儀式を行います。祭壇は教会内部で最も豪華な装飾が施されている部分でもあり、聖櫃(せいひつ)と言う聖体を保管する容器や洗礼盤という洗礼を授けるための台など儀式に必要なものが一通り置かれています。

祈とう台

ポーランドのカトリック文化を一層理解して観光するための知識4選・祈とう台
祭壇や聖人の像の前にある祈とう台は、跪きながら神や各聖人に対して祈る場所です。祈とう台に座ったり、その周辺をふさぐように立ったりしないように注意しましょう。

十字架の道行き

ポーランドのカトリック文化を一層理解して観光するための知識4選・十字架の道行き
カトリック教会には十字架のある絵やレリーフ、ステンドグラスなどが沢山並んでいます。それらは十字架の道行きといい、イエスが捕らえられてから十字架を背負い、息を引き取って墓に葬られるまでの出来事を一連として、伝統的な14の絵に表したものです。そして、これらの後にイエスの復活の絵を加えたものが現在では一般的となっています。

階段を持つ説教壇

ポーランドのカトリック文化を一層理解して観光するための知識4選・階段を持つ説教壇
このような説教壇は現在となっては実際に使われることはありませんが、今でも名残として古い教会で見られます。これはスピーカーなどの音響設備がまだなかった頃、司祭が説教をする際に用いていたもので、説教壇に階段を付けて位置を高くすることで、声が皆に届きやすいようにしていました。現在は一切使われていないので、多くの教会では階段にロープが張られており、登れないようになっています。

告解部屋

ポーランドのカトリック文化を一層理解して観光するための知識4選・告解部屋
教会の隅の方や壁側にある小さな木造の部屋を告解部屋といいます。これは信者の意思に応じて、信者が日常における罪を犯した場合、聖職者に向かってそれらの罪を申告する為に用いる場所です。告解にはこのように告解部屋を用いる方法と対面式があり、告解部屋では聖職者は信者の顔が見えないようになっているのが特徴です。中には鍵やロープのかかっていない告解室もありますが、部屋の中に入ったりしないようにしましょう。

聖水盤

ポーランドのカトリック文化を一層理解して観光するための知識4選・聖水盤
教会の入り口付近にある聖水という水が入った浅い容器。信者が教会に出入りする際、その聖水に指を浸して額に十字を切り、心を清める為に用います。信者が受洗したことを常に忘れないようにする為の心がけでもありますが、原則的には信者以外でも触れることが出来ます。

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3.教会内でのマナー

ポーランドのカトリック文化を一層理解して観光するための知識4選・教会内でのマナー

肌をあまり露出しない

特に女性は注意し、タンクトップやキャミソールなどを着ている場合はなるべく上着を着用します。しかし暑い夏では、信者でもノースリーブのワンピースなどを着てミサに参加することがあるので、あまり神経質になる必要はありません。ただし正教会などでそのような格好をしている場合、見学を断られることがあります。
また極端に短いスカートやショートパンツなどを履くのは避けましょう。服の色に関しては、特に決まりはありません。

食べ物を持ち込まない

教会内では飲食禁止です。実際には食べていなくてもお菓子の袋を持ち込んだりペットボトルを手に持っていたり、食べたり飲んだりしていると誤解を受けるようなことはしないようにしましょう。観光地となっている教会では、アイスクリーム禁止といった看板もよく見かけます。もちろん喫煙もNGです。

男性は帽子を脱ぐ

これは同じカトリックでも国によってマナーが違いますが、ポーランドでは教会に入る際、男性はいかなる帽子も取るべきだと言われています。細かい所なのでつい帽子を取るのを忘れてしまっても観光客であれば特に注意はされないと思いますが、これも信者側からするとなるべく守って欲しいマナーの一つ。また女性に関しては帽子を取るという決まりはなく、冬であれば祭壇にいる奉仕者でも被っている姿を見かけます

写真撮影

写真撮影に関しては、撮影が禁止されている場合とフラッシュを焚かなければ撮影が出来る場合があります。特に注意書きがない場合は、フラッシュを焚かなければ撮影をしてもいいでしょう。また例外として、クラクフの聖マリア教会など撮影許可の料金を別途支払う必要のある教会も稀にあるので、写真撮影をする前は注意書きなどを必ず確認するように心がけましょう。

4.実際にミサを体験

ポーランドのカトリック文化を一層理解して観光するための知識4選・実際にミサを体験
もし教会の美しさに魅了されて「実際のミサも見てみたい!」と思ったなら、ぜひミサを体験してみてはいかがでしょうか?旅行のスケジュールに合わせて、平日や土日に行われるミサの時間帯を各教会の案内板で確認してみましょう。もちろん興味がないのなら参加するべきではありませんが、信者ではなくても関心のある方はミサに自由に参加することが出来ます。美しいパイプオルガンの演奏や聖歌などに耳を澄ませながら、厳かなミサの雰囲を味わってみて下さい。
またミサに実際に参加する場合の注意点として、ミサの始まる直前から10分以内に教会内へ入りましょう。ミサの真っ最中に教会のドアを開けると、周りの人が振り向いたり場の雰囲気が乱れることがあります。少しだけ鑑賞したい場合は席に座らず、壁側に立ち、なるべく静かに退場するよう心掛けて下さい。会衆席(ベンチ)に座る場合は最低限のマナーとして、座る、立つ、膝まづくという行為を周りに合わせて行いましょう。平和の挨拶といって周りの人々に礼をしたり握手を交わす場面もあります。そしてミサの後半では、聖体拝領という司祭からパンを頂く儀式があり信者達が司祭の前に行列を作りますが、これはカトリック信者のみ授かることが出来るものなので席に座ったまま待ちましょう。ミサは司祭にもよりますが、通常は約50分程度で終了します。

ポーランドのカトリック文化を一層理解して観光するための知識4選のまとめ

ポーランドのカトリック文化を一層理解して観光するための知識4選・まとめ
日本人でカトリック信者の割合は350人に一人という、かなりの少数派です。その為、周りにカトリック信者どころかキリスト教信者がいなかったり、その分キリスト教そのものに触れる機会は海外旅行先だけ、という方もきっと多いはず。それでも信じるとなればもちろん別の話ですが、ここまでヨーロッパ文化に大きく関与してきた世界三大宗教の一つであるキリスト教、興味深いと思いませんか?
特にポーランドでは観光名所だけが目立ってカトリックに関連しているのではなく、今でも各家庭が伝統的にカトリックの教えを守り、カトリックにおける祝日やイベントなどが沢山あります。今回の記事では、皆さんがポーランドを訪れる際、現地にある教会などの宗教建築をただ有名だから、美しいからといった理由で見学するのではなく、カトリックへの理解を深めた上で観光して頂ければと思い、ご紹介しました。
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【担当:カスプシュイック綾香】

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