マイセンで有名!豪華なバロック建築の都ドイツ・ドレスデンの観光スポット6選
ドイツ東部のザクセン州の州都であるドレスデンの町は、エルベ川を挟んで旧市街と新市街に分かれており、見所はほとんど旧市街に集まっています。ザクセン王国の残した、重厚で荘厳な建築物が多く建ち並び、その豪華なたたずまいに圧倒されます。市内を走る市電もその美しさにさらに色を添えているようです。
マイセンやドレスデン磁器でも世界的に有名なバロック建築の都ドレスデンの観光スポットをご紹介したいと思います。
- 1.ゼンバーオぺラ|Semperoper
- 2.ツヴィンガー宮殿|Zwinger
- 3.ドレスデン城
- 4.カトリック宮廷教会|Katholische Hofkirche
- 5.ブリュ―ルのテラス|Bru’hlsche Terrasse
- 6.フラウエン教会|Frauenkirche
- マイセンで有名!豪華なバロック建築の都ドイツ・ドレスデンの観光スポット6選のまとめ
1.ゼンバーオぺラ|Semperoper
正式名称は、ドレスデン・ザクセン州立歌劇場。ゴットフリード・ゼンバ―により建設されてから通称ゼンパーオペラと呼ばれるようになりました。
ワーグナーのタンホイザーが初演されたことでも有名なオペラ劇場です。
2.ツヴィンガー宮殿|Zwinger
ザクセン王フリードリッヒ・アウグスト1世により建造された宮殿。内部は博物館、美術館になっています。
アルテ・マイスター宮殿
ラファエロなど著名な画家の名作が揃う絵画館。
ヨーロッパ磁器の最高峰・マイセン
ツヴィンガー宮殿の陶磁器収集室には、マイセン磁器の傑作から試作品まで約8000点の他、中国の景徳鎮などの磁器も展示されています。また、日本でも見られない柿右衛門の作品を含めた2000点もの日本の磁器もあります。
マイセン窯
ヨーロッパで初めて磁器を作ることに成功したマイセン窯は、ドレスデンから電車で40分。錬金術師ヨハン・フリードリッヒ・ベットガーがマイセン磁器の開発のために幽閉されたアルブレヒト城もここにあります。
マイセン磁器製作所では、見学工房や美術館があり、ショップもあって購入することも出来ます。ここでしか買えない限定品もありますし、またちょっと難ありの少し安い2級品も売られていますので、自分だけの掘り出し物が見つかるかもしれませんね。
チケット購入の際に、日本語のヘッドホンを借りることも出来ます。マイセン磁器でサービスされるティ―ルームで優雅なお茶タイムも嬉しい時間。ちょっと足をのばしてマイセン窯まで見学に行くのも楽しそうです。
ちなみにマイセンの市庁舎の鐘もマイセン磁器でできているそうですので、鐘の音色も聞いてみたいですね。
3.ドレスデン城
かつてのザクセン王国の居城で、ネオルネッサンス様式の建築。2つの宝飾館があり、ザクセン王国の貴重な財宝や優れた工芸品が展示されています。
君主の行列
アウグスト通り沿いにある高さ8m、全長約100mの外壁の壁画「君主の行列」には、2万4千枚以上のマイセン磁器タイルが使用され、歴代35人のザクセン君主が描かれています。
1945年の空襲から奇跡的に助かった名品マイセンは、ドレスデンが欧州で初めて生み出した磁器。16世紀の大航海時代にもたらされた中国や日本の磁器は、「白い黄金」としてヨーロッパで珍重されていて、フランスのルイ14,15世や各国の王侯貴族はもちろんのことザクセン王も収集に励んでいました。
アジアの白くなめらかで薄い磁器は、それまでの厚みのある陶器しか作れなかった欧州王侯貴族にとっての憧れで、そして財力を誇示するシンボルともなっていました。ザクセンのアゥグスト強王は、中国の壺1個に対し兵士数十人を交換したという実話も残されています。そうした中で1708年、ザクセンで初めてベッドガーにより磁器が完成したのでした。陶器制作の国家機密を守るために、城に幽閉したというのもうなずけます。それほど貴重なものだったのですね。
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4.カトリック宮廷教会|Katholische Hofkirche
アゥグストス王がポーランド王になるためにカトリックに改宗したことから建てられた教会。現在は、ドレスデンとマイセンの司教座が置かれている大聖堂です。2段式の屋根の周囲には3mある聖者の像が飾られ、地下にはアゥグストス王の心臓が収められています。
大聖堂や教会に、聖人や王の心臓、舌など体の一部を収めるのは、その町の繁栄と人々の幸福を願うためです。
5.ブリュ―ルのテラス|Bru’hlsche Terrasse
エルベ川に沿って城壁跡に造られたプロムナードで、川沿いの眺めが最高の写真スポット。アゥグストス橋とカローラ橋の間に位置しています。
6.フラウエン教会|Frauenkirche
第二次世界大戦のドレスデン大空襲で、たくさんの歴史的建造物が破壊されました。このフラウエン教会も空襲の翌日に崩れ落ちてしまったそうです。崩壊した建物とその破片は、反戦の願いを込めてそのまま放置されていたのですが、その後、コンピューターを使って、可能な限りオリジナルの石材を使って再建されました。
当時は世界最大のジグソーパズルと言われたそうですが、そんな努力の甲斐あって今では美しい姿をみせてくれています。内部は、バッハが愛したと言われるオルガンが復元され、天井画も18世紀当時のものを復元したそうです。ぜひ見に行ってみたいですね。
旧マルクト広場
屋台で売られているソーセージやミルクがお勧めで、美しいミルク屋さんと言われるプフンズ・モルケレイは、タイル画で飾られた店内とチーズの豊富さに驚きます。ドイツ最古のクリスマス市は、毎年11月下旬から12月24日まで開催されます。マルクト広場を埋め尽くすようにソーセージ店やアンティーク店などが立ち並び、イルミネーションがとても綺麗。この時期にしか飲めない「グリューワイン」と呼ばれる赤のホットワインも試してください。
マイセンで有名!豪華なバロック建築の都ドイツ・ドレスデンの観光スポット6選のまとめ
古都ドレスデンはドイツ東部の端に位置し、チェコ共和国との国境まで30キロ、陶磁器の町マイセンまでは25キロと近く、エルベ川を通じて交通がなされてきました。重厚な建築物のなかを歩いているとバロック時代に逆戻りしたような錯覚に陥ります。主な建築物が集まっているので徒歩で全部歩いて回れますから、ゆっくりと時間をかけての1日観光お勧めいたします。
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【担当:nekotabiko】
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