世界的な寿司ブームを背景に、いまや世界各国で回転寿司を目にするようになりましたが、フランスのパリでは、日本独自の食文化である「回転」システムを応用した「回転フレンチ」が人気を博しています。

回転ずしの手法が、店の様々な料理を少しずつ食すフランス料理の注文スタイル『デクヴェルト』に適しているとの考えから、2013年にパリのフォーブルグ・モンマルトル通りにオープンした「MEDI TERRA NEA（メディ・テラ・ネ）」では、おしゃれでカジュアルな店内に長さ40mの回転レーンを設置。その上を、ロンドンの「ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション」で働いていたシェフが腕を振った料理がグルグルと回っています。

「回転フレンチ」ということで、冷めたフランス料理なんて食べたくないと思われるかもしれませんが、あくまでも回転レーンを回るのはサラダやカルパッチョ、冷製スープといった元々冷たい状態で食べる前菜などであり、温かいメインディッシュは個別に注文し、オープンキッチンで調理する仕組みとなっているので安心です。

価格は概ね4～12ユーロ（約500～1500円）程度と、比較的リーズナブルな設定となっているため、5000～6000円あれば十分に満足できます。また、敷居が高くなりがちなフランス料理ですが、このお店ではドレスコードは求められないため、気軽に入れるという点も人気の理由のようです。
パリに行く機会があれば、是非一度足を運んでみては？
「MEDI TERRA NEA」公式サイト
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【担当：TAKU】

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