ミラノ土産は高級食材スーパー「EATLY」で!お勧め商品5選
「食」がテーマのEXPO2015が真っ最中で今話題の北イタリア・ミラノ。観光の拠点は、ミラノのシンボルともいえる、ゴシック様式の尖塔が美しいドゥーモ(大聖堂)。
装飾が見事なアーケードやオペラの殿堂スカラ座、そして高級ブテイックが建ち並ぶモンテ・ナポレオーネ通りなど、周辺には高級ホテルや一流レストランが軒を連ねる一等地に、高級食材を扱うスーパーマーケット「EATALY(イータリー)」があります。一般的なスーパーマーケットよりも格段に品質のよいものが揃っていますのでお勧めです。
- 1.マスタードのジャム|Mostarda
- 2.生パスタ|Pasta
- 3.板チョコ|Ciocolato
- 4.ポレンタ|Polenta
- 5.トリュフ|Tarutufo
- ミラノ土産は高級食材スーパー「EATLY」で!お勧め商品5選のまとめ
1.マスタードのジャム|Mostarda
マスタード風味のこのジャムは、数種類のフレーバーがあり、イチゴやオレンジ、梨などフルーツ系が多く、ハードタイプのチーズにつけて食べるものです。オススメは、「梨」。チーズにつけてワインと一緒にどうぞ。
2.生パスタ|Pasta
パスタは元来、南イタリアのものでした。貧しい漁村や農村が多い南部では、安くて栄養があってボリューム感のあるパスタが質素な食生活を支えてきました。
乾燥した気候と降り注ぐ太陽の光を充分に浴びたデュラム小麦粉をセモリナ(粗びき)にして作られるのがイタリアンパスタ。品質、法律で製造基準が定められており、水分含有率は最大で14.5%と決められています。化学的処理はいっさい禁止。銘柄としてはブイトーニなどが有名です。
オススメは生パスタ類。パッキングされているので、スーツケースに入れて日本まで持ち帰ることが出来ます。数種類もの美味しそうなパスタソースも瓶詰で売られていますので、こちらも気に入ったものがあったらご一緒にどうぞ。
⇒ミラノのホテル情報をagodaでチェック(宿泊料金・レビュー・空室検索)
スパゲッティの歴史
マルコポーロが中国から持ち帰ったという話しもそのひとつですが、スパゲッティという言葉は19世紀中頃、パスタを機械生産するようになってから使われ始めた比較的新しい言葉です。
マルコポーロ以前にも乾燥パスタは存在していて、トリイと呼ばれたスパゲッティ状の細いパスタがアラビア人によってイタリア半島にもたらされていました。アラビア人は隊商を組んで砂漠を渡る時、保存食として乾燥パスタを考案したのです。
十字軍以来の東方貿易は、胡椒などの香辛料をヨーロッパにもたらしてパスタの調理にも生かされました。
そしてパスタに欠かせないのが「トマト」。トマトは大航海時代、16世紀ごろにメキシコやペルーからイタリア半島にもたらされました。当初はその当時、ヨーロッパで流行していたペスト(黒死病)などの疾病の媒介になるものとして嫌われていたのですが、南イタリアのナポリの人々によって初めて食べ物に使われてから見直されるようになり、17世紀になってから現在のポモドーロ(黄金の実)というのがトマトの呼び名になりました。
マカロニの歴史
イタリア料理を代表するパスタ料理のひとつですが、語源はギリシャ語のMakariaから来ていいると言われています。Makariaはお葬式の時にみんなで食べるもので、大麦の粉で作った一種のお粥のようなものでした。ルネッサンス時代の古い文献に出てくるmaccherouiはニョッキ(だんご状のパスタ)のようなものでした。現在のような穴あきの乾燥パスタではなく、手打ちの穴のあいていない生パスタであったと思われています。その証拠にローマの東のアブルッツィ地方にmacheroui alla chitarra(ギター打ちのマカロニ)というパスタ料理がありますが、これは、長方形の木製の台の上に細い鉄線を張ったギターに似た道具に、薄くのばしたパスタをのせ、練り棒で押すようにして切ったパスタのことで、形はスパゲッティですが昔からマカロニとよばれています。
3.板チョコ|Ciocolato
チョコレートの歴史
チョコレートの原料であるカカオ豆は紀元前から中南米で生産されており、大変貴重なものとしてお金や薬の代用とされていました。1500年代にスペインの大陸探検家フェルナンド・コルテスがアステカ帝国を征服した時にスペイン王室に持ち帰ったのが最初でした。
その後17世紀に、スペインからフランス王室へ嫁いだ王女がチョコレートドリンクをベルサイユ宮殿へ持ち込み、そこからヨーロッパ貴族の間にチョコレートブームが広がったのです。
しかし、実はすでに16世紀の頃、当時サヴォイア公国の首都であったイタリアのトリノにはチョコレートが伝わっていました。トリノはミラノから車で約1時間のところ。
1500年初頭にスペイン軍を指揮したサヴォイア公国の公爵が、当時の皇帝カルロス5世よりチョコレートを贈られたのをきっかけに、トリノにはたくさんのチョコレート店が生まれました。やがて18世紀になると、トリノのチョコレートはヨーロッパ各地へ輸出されるようになり、チョコレート職人を目指す人達も各国からやってくるようになったのです。チョコレート職人にまつわるイタリア映画を観ると、チョコレート製法や古いイタリアの町並みが出てきてとても面白いですよ。
そして現在、イタリアには他のヨーロッパ諸国のようなチョコレート専門店というものがなく、昔からバール(カフェ)で売られています。キャッシャーのところに1個ずつ包装されているのものがバラで置かれています。イタリア人は1日に何度もエスプレッソを飲みにバールへ通います。濃いエスプレッソに甘いチョコがあうので、つまみながらコーヒーを飲むというわけです。キャッシャーのところに置かれている中から好きなものを選んで支払うといった方式。
今では、スーパーマーケットに行けば、様々な種類のチョコレートを買うことができます。
チョコレートの特徴とお祭り
イタリアのチョコレートは、ヘーゼルナッツを30%くらい混ぜるのが特徴で、トリノがあるピエモンテ州はチョコとヘーゼルナッツが有名です。また毎年10月には、中部イタリアのペルージャで、ヨーロッパ最大のチョコレート祭りが開催され、各チョコレート関連のブースが立ち並び、コンサートやイベントも行われ、子供も大人も楽しめます。
ミラノ発お勧めチョコ バラッティ・エ・ミラノ|BARATTI&MILANO
板チョコタイプのものや箱、缶に入っていて絵柄や大きさも種類豊富。味も多様で、オレンジやレモンピールが入っていたり、ナッツやシナモン、キャラメル風味など美味しいのでオススメ。
濃いエスプレッソの他、シャンパンや白ワインにもよくあいます。
4.ポレンタ|Polenta
トウモロコシの粉を練って作るもので、昔はパンの代用品とされていました。北イタリアの名物で、袋詰めにして売られています。鍋に粉と水を入れ、ひたすらかき混ぜてから、型に入れて冷蔵庫で冷やしてから、小さく切ってチーズをのせたりして焼いて食べます。添え物的な役割で、お肉やお魚料理の付け合わせによく使います。
5.トリュフ|Tarutufo
フォアグラ、キャビアと並んで世界三大珍味といえば「トリュフ」。独特の香りが特徴で人工栽培が不可能なので高級なのです。黒と白と二種類ありますが、格段に白トリュフが高価とされていて、北イタリアのアルバという町では毎年10~11月にかけて「白トリュフ祭り」が開催されます。
盛大なトリュフ祭り、行ってみたいですね。
ところで、今までに最高値がついた白トリュフは1.5キロで22万ユーロ(当時約3600万円)で落札されたそうです。これは、中部トスカーナ州ピサ周辺で収穫されたもの。ミラノでも秋には白トリュフがレストランに出回り、高級な宝石のように大切に扱われているのを目にします。黒に比べ、やはり香りが全く違いますね。贅沢にパスタの上にスライスして食べてみたいものです。
トリュフは、昔は豚を使って土中から探し出していたのですが、豚が食べてしまうといった理由から今では訓練された犬が使われています。トリュフは卵料理によくあいますが、トリュフのパスタやトリュフ入りのチョコレートもオススメ。瓶入りで売られておりますので、黒トリュフの小瓶でも自分へのミラノ土産にいかがでしょうか。
ミラノ土産は高級食材スーパー「EATLY」で!お勧め商品5選のまとめ
いかがでしたでしょうか。世界無形遺産にも指定されているイタリア料理。意外にも奥が深いですね。ミラノへ行ったら、ぜひイータリーへ足を運んで、その食文化の素晴らしさを体験してみてください。きっとまた何か新しい発見があるかもしれませんよ。
⇒ミラノのホテル情報をagodaでチェック(宿泊料金・レビュー・空室検索)
【担当:nekotabiko】
海外旅行で役立つ!厳選サービス
[2] テレビCMでお馴染みのDMM.com証券でFX取引を楽しみながら外国為替の変動に強くなりましょう。
この記事が参考になったら、下記ボタンから是非シェアを。