「ポートワインの故郷」ポルトから行けるお勧め小都市7選
ポルトは、首都リスボンに次ぐポルトガル第2の都市。ポルトは、ラテン語のポルトゥス・カレ(カレの港の意味)に起源をもち、ポルトガルという国名は、これに由来しています。
18世紀から19世紀にかけて、フランスワインが輸入できなかった英国に、ポルトの港から特産ワインをさかんに輸出し、英語でポートワイン(ポルト・ワイン)と呼ばれて世界的にも有名になりました。ポルトから北部を流れるドゥロ川のブドウ畑の美しい景観は世界遺産に登録されています。
ポルトには、ポートワインのワイナリー工場もあり、ガイド付きで見学もできますし、試飲のあと購入することもできるので、ぜひ出かけてみてください。「サンデマン」は大変有名なワイナリーで、黒いマントと帽子がイメージキャラクター。スペインのシェリー酒の会社と同じ系列。
それでは、ポートワインの町ポルトから行ける近場の小都市をご紹介したいと思います。
- 1.ブラガ|Braga
- 2.ギマランイス|Guimara’es
- 3.ブサコ|Palace Hotel do Bussaco
- 4.バターリャ|Mosterode Santa Maria da Vito’ria
- 5.アヴエイロ|Aveiro
- 6.コインブラ|Coimbra
- 7.ファティマ|Fa’tima
- 「ポートワインの故郷」ポルトから行けるお勧め小都市7選のまとめ
1.ブラガ|Braga
ポルトの北ミーニョ地方の中心。ポルトガルには、「リスボンは楽しみ、コインブラは学び、ポルトは働き、そしてブラガは祈りの町」という言葉があるように、ブラガは信仰面において非常に重要な役割を果たしてきました。古代ローマ以来の古い歴史を持っているため、大聖堂や城、教会、修道院や旧大司教館など多くの文化遺産が残されています。
2.ギマランイス|Guimara’es
ポルトから北東約60kmのブラガ県にある都市で、ポルトガル王国初代国王アフォンソ1世が誕生していることからポルトガル発祥の地と呼ばれています。
また、「ポザーダ」と呼ばれる国営ホテルがあるので、ぜひ宿泊したいところ。修道院や城を改装しているので絶景の場所にあるのが特徴。最高級でありながら、国営なので低価格で宿泊できるのが人気の秘密。よく結婚式のパーティも行われています。
ヒストリカル・ポザーダ「サンタ・マリーニャ」STA MARINHA
街を見下ろす丘の上に建っており、12世紀の修道院を改装したホテルで1985年に国の建築賞を受賞しています。美しいポルトガルタイルで装飾された回廊や噴水がある中庭、街を一望できるバルコニーやテラスで優雅な雰囲気が味わえます。クラシックなレストランでは、地元特産のワインや美味しい郷土料理を楽しむことができます。
3.ブサコ|Palace Hotel do Bussaco
ブサコ国立森林公園内にあり、ポルトガル最後の王の狩猟の館を改装した5つ星ホテル。ここで造られる赤の高級ブサコワインは有名。まさに、宮殿といった感じでその美しい外観はもとより内部の装飾も見事!
アズレージョと呼ばれるポルトガルの美しい絵タイルが至るところに飾ってあり、あまりの豪華さに驚きます。
すぐそばに、同じ様式で装飾された礼拝堂もありますので、森の中の散歩も楽しいですね。ぜひ一度は泊まってみたいホテルです。
Palace Hotel do Bussacoのホテル情報(宿泊料金・レビュー・空室検索)
4.バターリャ|Mosterode Santa Maria da Vito’ria
この修道院はバターリャ近郊で行われたアルジュバロータの戦いでポルトガルが勝利したことを聖母マリアに感謝するために建設されました。バターリャとは、ポルトガル語で「戦い」という意味。ポルトガル後期ゴシック建築の最高傑作といわれており、さらにマヌエル様式も用いています。バターリャ修道院は、ポルトガルの独立を象徴する建築物でユネスコの世界遺産に登録されています。
5.アヴエイロ|Aveiro
アヴェイロは、大西洋岸に位置しており、漁港があります。海からつづく潟に、たくさんの小さな橋がかけられている美しい風景は「ポルトガルのヴェニス」とも呼ばれています。塩田もあり、天然のミネラル豊富な塩もお土産に最適。お土産屋さんよりもミニスーパーの方が安く購入できます。
アヴェイロ旧駅舎
駅全体が見事なアズレージョで飾られていますのでぜひ写真を撮りに行ってみてください。現在列車は、隣接する新駅舎から発着しています。
ナヴォシュ・モーレシュ
小さな魚や貝殻の形をした白い皮の中に、卵黄クリームが詰まったお菓子。とても美味しいのでお勧め。
モリセイロ
アヴェイロ市内の中央部を流れる運河には、美しくペイントされた絵で飾られた「モリセイロ」と呼ばれる船が浮かんでいます。もともと、家畜の飼料にするための海藻をとっていた船で、モリセイロのレースのお祭りも行われます。
6.コインブラ|Coimbra
コインブラは、13世紀に設立されたヨーロッパ屈指の名門国立大学「コインブラ大学」で有名。この大学が街の中心となっていて、黒いマントを着た学生達によく出会います。学部ごとにシンボルカラーがあり2万人以上の学生がここで学んでいます。コインブラ大学は、1290年にポルトガル王ディ二ス1世によって設立され、建物は「コインブラ大学‐アルタとソフィア」として世界遺産に登録されていますが、別館の図書館が大変素晴らしいので、ぜひ見学してくださいね。内部の黄金細工による装飾は非常に見事で、30万冊にも及ぶ蔵書が保管されています。
面白いのが、ここでは小さな「コウモリ」を飼っていること。夜になると虫を食べてくれるので、貴重な蔵書を虫喰いから守る役割を果たしているそうです。
金平糖
日本でもおなじみの「金平糖」。本場ポルトガルのカラフルな金平糖も食べてみてはいかがですか。小高い丘の上に位置するコインブラ大学から、階段を使って下ってくると旧市街に出ますので、たくさんお店が立ち並んでいて、カフェやお菓子屋さんにはこの金平糖が売られています。
見た目も可愛いのでお土産にいいかもしれませんね。
7.ファティマ|Fa’tima
ファティマに住む3人の羊飼いの子供たちの前にマリア様が現われたという、「聖母出現」の奇跡としてローマ教皇庁に認められました。巡礼者は、膝をついてズルズルと進みながら、お願い事を祈り、マリア様の像まで行きます。歴代ローマ教皇が巡礼に訪れたこともあり、神聖なる気持ちにさせられる場所ファティマもぜひ訪れてみてください。
「ポートワインの故郷」ポルトから行けるお勧め小都市7選のまとめ
美味しいポートワインを飲んで郷土料理を味わう至福の時。ポルトガル第二の都市ポートの街から行ける小都市は、こんなにも見どころがいっぱい!首都リスボンを堪能した次は、こんな歴史ある小都市を訪れる旅に出かけてみたいですね。
【担当:nekotabiko】
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