水の都べネツィア!華麗な中世の仮面カーニバル等おすすめ情報5選
イタリアの水の都べネツィアは、数多くの映画の舞台として登場する美しい町。どこをとっても絵になる風景です。町の歴史は古く、その昔、マラモッコ人という人達が、ここに移り住んだのがはじまりだとか。アドリア海から広がる「ラグーナ」と呼ばれる浅瀬(潟)に松の杭を打って基盤を造りそこへ町を造り上げました。松の杭は化石化しているので腐らないのですが、年々地盤沈下が進み、世界に類をみないこの美しい町はいずれ沈んでしまうであろうと言われておりました。そっくりそのまま町を違う場所へ移そうなどいろいろな対策が考えられておりましたが、十数年前に、モーゼ計画というものが考え出され、堤防を造ることによって水をせき止め、アクアアルタ(水位が上がる現象)を減少させ、これ以上の地盤沈下を食い止めようというものでした。ユネスコの協力のもと、その甲斐あってべネツィアの町は今でもその美しい佇まいで人々を魅了しています。
さて、べネツィアでは、毎年2月に華麗な仮面カーニバルのお祭りが行われます。約2週間開催されるこのお祭りの時期は、様々なイベントがあり、仮面と中世の衣装に身を包んだ人々で町中が溢れかえり、中世の時代にタイムスリップします。ぜひこの時期に訪れて、普段と違ったもうひとつの華やかなべネツィアを体験してみませんか。それでは、美しい水の都べネツィアの仮面カーニバルとお勧めをご紹介してまいりたいと思います。
- 1.仮面カーニバル丨Carnevale di Venezia
- 2.屋上レストラン
- 3.ジェラート丨gelato
- 4.メルカート丨Mercato
- 5.リド島丨Lido di Venezia
- 水の都べネツィア!華麗な中世の仮面カーニバル等おすすめ情報5選のまとめ
1.仮面カーニバル丨Carnevale di Venezia
この大々的な仮面カーニバルは、一般の人も参加できるので観光客も楽しめるお祭り。最も重要なイベントのひとつとしてカーニバル最後の週末に行われる仮面コンテストがあります。この仮面コンテストでは、国際的なコスチューム及びファッションデザイナーが最も美しい仮面(La Maschera piu bella)に審査員として投票するもの。そのため、毎年この時期にあわせて仮面や凝った衣装を準備して、たくさんの人が参加します。
さて、この仮面カーニバル、もともと、貴族も庶民も身分や年齢を隠してパーティーを楽しもうという発想から生まれたもの。町中が、まるで中世の映画の舞台のように華麗に変身します。それぞれが、俳優にでもなった気分で町をゆっくりと閑歩していて、道行く観光客にカメラを向けられるとポーズをとってくれます。ぜひともこの時期に行ってみたいですね。
仮面丨La Maschera
仮面は、屋台から専門店まで色々あり、値段も幅広いので、予算内で好きなものを選んだらよいと思います。カーニバルの時期は、有料で貸してくれるお店もあります。
衣装
衣装は、自前の人も多いのですが、貸衣装屋さんもあり、試着をしてから好きな衣装を選ぶことが出来ます。ただし、特別に作られた中世の華やかな衣装は、料金もかなり高く衣装と仮面のセットで10万円くらいするので驚き!それでもやはり一度は試してみたいものです。
ペインティング
仮面も衣装も高くて手が出ないわ。という方にお勧めなのが、顔のペインティング。仮面のようにカラフルな色で顔にペインティングをしてくれます。町中には、筆をもって観光客の顔に装飾をする人達がいます。有料ですので最初に値段交渉をしてくださいね。これだけでも、大胆な気持ちになり、カーニバルに参加している気分になれますよ。いい旅の思い出になりそうです。
中世気分を味わえるカフェ
サンマルコ広場には、有名老舗カフェが並んでいて、外にテラス席を設け生演奏を楽しむことができます。なかでもカフェ・フローリアン(Caffe Frorian)は、べネツィアに現存する最も古いカフェとして有名で、カフェ・ラッテ(ミルク入りコーヒー)の発祥店として知られています。カフェ・クアドリやカフェ・ラベーナなどその他にも数件広場に面して並んでいます。カーニバルの時期には、中世の衣装と仮面をつけた人達が中でカフェタイムをしていることが多いので、ガラス越しに外から見るとまるで映画のセットの中にでもいるよう。ぜひ入ってみて、カフェタイムをしてはいかがですか。ちなみに外のテラスは一番値段が高く、中は、テーブル席とカウンター席があり、カウンターが一番安くなります。
2.屋上レストラン
べネツィアの町の建物は非常に古く、外観をそのまま残さなければいけないという非常に厳しい景観条例がありますが、中は改装工事をしており、クラシックな雰囲気そのままで綺麗なところも多く、お勧めは屋上レストラン。
水際のレストランもロマンチックな雰囲気ですが、昼は、眺望が楽しめますし、夜は落ち着いたイルミネーションのべネツィアの町を観ることができるので、そんな屋上レストランでのお食事もお勧めです。
シーフード
べネツィアに来たらやはりアドリア海でとれた新鮮なシーフードを使ったお食事を楽しみたいものです。イカスミパスタや白身魚のグリル、スカンピ(手長エビ)のグリルも美味しいですし、ムール貝を使ったお料理もお勧め。
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3.ジェラート丨gelato
イタリア語で、「凍った」という意味をもつ氷菓。もともとはフィレンツェが発祥ですがイタリア全国どこへ行っても美味しそうなジェラート専門店がたくさんあります。フィレンツェの大富豪「カタリーナ・ディ・メディチ」がフランス国王アンリ4世へ嫁入りする際にイタリアンジェラートを持ち込み、そこから「ソアベ」というアイスがフランスに広がったのだそうです。
べネツィアにも美味しそうなジェラート専門店があちこちにありますのでぜひお試しを!
買い方
最初にレジで、支払いをしますが、その際、何個盛りにするかとコーンかカップかを伝えます。お金を払うとレシートを渡されますので、そのレシートを中の店員さんにみせて、それから好きなものを選ぶシステム。フルーツ系とミルク系を一緒にしないのがイタリア通。イタリアンジェラートは一般的なアイスクリームと比べて空気含有量が35%と少ないため、密度が濃く味にコクがあります。また乳脂肪分が少ないためカロリーが低いので、ダイエット中でも安心。
4.メルカート丨Mercato
屋根付きの橋、リアルト橋を越えた向こう側のエリアは、メルカート(市場)になっていて、生鮮食品はもちろんのこと、雑貨類や家具まで売られています。雑貨類はお土産用にも便利なのでぜひ覗いてみてください。生鮮食品のお店は早めに閉まるところも多いのですが、雑貨類のお店は意外と遅くまで開いておりますので楽しめます。全てを船で運搬しなければいけないべネツィアは非常に物価が高いところ。ここなら面白そうなお土産も安価で見つかるかもしれませんね。ただし、スリ・置き引きにはご注意を。
5.リド島丨Lido di Venezia
リド島は、べネツィアから南に位置した細長い形をした島。べネツィア本島は、車もバイクも自転車もないので人々は歩くか、ヴァポレットという水上バス又は水上タクシーを使います。リド島は、車も走っている大きな島。べネツィア本島からヴァポレットで渡っていくことができます。映画「ベニスに死す」の舞台でもあります。また毎年9月には「べネツィア国際映画祭」が開催されることでも有名。リゾートアイランドなので、夏はバカンスに訪れる人も多く、高級なホテルもたくさんあります。リド島に滞在して、船で本島へ渡って観光するのもいいかもしれませんね。アドリア海側にはビーチもあり、優雅なリゾートの雰囲気が味わえます。
水の都べネツィア!華麗な中世の仮面カーニバル等おすすめ情報5選のまとめ
町全体が、華やかな中世の世界にタイムスリップするべネツィアの仮面カーニバル。普段と違った雰囲気が楽しめますので、数段楽しい旅ができるでしょう。その中で、美味しいフレッシュなシーフードを食べ、ジェラートでおやつの時間。メルカードを覗いてショッピングを楽しみ、疲れたら優雅に世界一有名な広場で世界一高いカフェタイム。ヴァポレットに乗ってリド島へ渡り、高級ホテルで究極の眠りに着く。なんて素敵なプランだと思いませんか。ぜひ、仮面カーニバル、体験してみてください。
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