スペインの首都マドリードの旧市街にある、中世からの市民の台所「サン・ミゲル市場」。ここは20世紀にアルフォンソ・ドゥぺによって建設された食料品の市場でしたが、2009年に改装され、現在は大きなバルが大集結していて地元の人や観光客で毎日賑わっています。さて、どんなスペイングルメが集まっているのでしょうか。美味しそうな人気のお店の数々をご紹介したいと思います。

• １．ドリンク類｜Bebida
• ２．フード｜Comida
• ３．デザート系｜dorce
• ４．飲食スペース
• ５．支払い
• スペイングルメ大集合！マドリード「サン・ミゲル市場」の人気店＆利用方法５選のまとめ

１．ドリンク類｜Bebida

ワイン｜Vino

フードのお店にもワインなどのアルコール類を置いているところが多いのですが、ここはワイン専門。ティスティングをしてからグラスワインを注文することも出来ますよ。隣にビール専門店もあります。グラスワインを買ったら、そのまま手に持ってどこの飲食店で飲んでもかまいません。グラスもどこへ置いてもＯＫ。
１杯３ユーロ（約450円）。

モヒートバー｜Mojito Bar

モヒートとは、ラム酒をベースとしミントとライムを入れたロングカクテル。キューバのハバナが発祥で、スペイン語の「mojar：濡らす」に由来していると言われ、グラスが濡れるほど冷たく作ることからこのような名前がつけられました。
暑い日にはさっぱりとした冷たいカクテルが美味しいですが、このモヒートバーでは、各種生のフルーツを使ったモヒートを作ってくれます。（イチゴ、キーウィ、ラズベリー、パインなど）。他にカクテルバーのお店もあります。

絞りたてフレッシュ生ジュース｜Zumo

パイン、ココナツ、ラズベリー、オレンジなど、生のフルーツの絞りたてジュースが飲める店。

２．フード｜Comida

オイスターバー

常に混んでいる人気店。新鮮なオイスターをオーダーしてから殻をあけてサービスしてくれます。数種類の中から好きなオイスターを選んで、個数を伝えます。
常に新鮮なオイスターが食べられるので人気があり、待ち時間が長くてもその分楽しみが増すような気がします。白ワイン片手に待つのも楽しいものです。レモンを絞ってお召し上がりください。

キャビア＆ウォッカ｜Cavia

地中海産からロシア産のキャビアまで各種あり値段も幅広いのですが、とは言っても世界の三大珍味のキャビアですからそれなりの値段。地中海産は種類が違うのでかなり安め。冷えたスパークリングワインによくあいます。

すしマーケット｜SUSHI MARKET

ここもかなりの人気店。日本酒や緑茶、味噌汁もあります。ショーケースの中にある数種類の寿司の中から好きなものを選び個数を伝えると、器にとって出してくれます。別の店で買ったワイングラスを持っていき、ここでお寿司を注文してカウンターで飲みながら食べてもいいので嬉しい。お勧めは、「マグロのタルタル」。最高に脂がのった地中海産のマグロは、ほっぺたが落ちそうなくらい美味しいです。小さい一口サイズで1,5ユーロ（約210円）もしますが、すしはすごくヨーロッパで流行しているので、高くてもヨーロッパ人観光客には魅力的なようです。
お寿司は、テイクアウトも出来ます。スペイン語で「Parallevar：パラ・ジェバール」。アジア系の人も働いているので、日本語で話しかけるとスペイン語しか通じなかったりと国際色豊か。旅も後半に近づいた頃は、日本人にとっても嬉しいお店です。

シーフードのグリル＆フライ｜Pescado

クラッシュアイスの上に、新鮮なお魚類が並べられているので目をひくお店。ここは、好きなお魚やエビ、イカ、タコなどをグリルやフライにしてくれます。美味しそうな香りが充満していて食欲をそそります。すしマーケットの隣、入口すぐ左に位置しています。小魚のフライやイカリング、子エビフライなどは、三角形の紙の器に入れて揚げたてを提供してくれます。数人でわける大きさなので、リーズナブルかもしれませんね。鉄板で焼いてくれるイカもお勧め。

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生ハム専門店｜Hamon

スペインを代表するハモン（生ハム）専門店。ハモン（イベリコ・セラーノ・べジョータ）ランク毎に値段も異なりますが、選んだものをスライスしてくれます。スペインを代表するリオハの赤ワインによくあいます。パンの上にのせてフィンガーフードタイプにしたものもありますのでお腹が空いている方にお勧め。

オリーブ専門店｜Oliva

オリーブは、スペインが世界生産高１位。南のアンダルシア地方へ行くと見渡す限りはるかかなたの丘の上までオリーブ畑です。そんなスペインが誇るオリーブの実を使ったおつまみ類。あまりに種類が多く迷ってしまいます。食前酒とあわせて頼みたいですね。

ピッツァ｜Pizza

窯焼きの本格的なピッツァもあり、出来立てを中央の飲食スペースの所に持って行きリーズナブル価格で販売しています。小ぶりなので一人で食べられるかもしれません。

パエリャ｜Paella

大きな専用鍋に作られた出来立てのスペイン名物パエリャが食べられます。

貝類専門店

オイスター以外にも色々な種類の貝が食べられる店。日本にはない珍しい貝もあるので一度試してみてはいかがですか。

鉄板焼き肉

選んだお肉を、熱々の鉄板の上で焼いてくれるお店。

３．デザート系｜dorce

ケーキ類｜tarta pastel

マカロンをはじめとして、様々なケーキ類が並んでいます。デコレーションがとても可愛らしいので見ているだけでも楽しいお店。

アイスクリーム｜Helado

様々なトッピングの中から好きなものを選べるアイスクリーム専門店。ショーケースの上には、イギリスのチャールズ皇太子とカミラ夫人が来訪した時の写真が飾られています。

チュロス＆チョコラテ

スペインの朝食の定番、チュロスとチョコラテ（ホットチョコレート）のセット。スペイン人は、週末に朝まで飲んで遊んだあとにこの定番朝食を食べるのが好き。チュロスをチョコラテに浸して食べます。お試しを。

４．飲食スペース

メルカードには、上記以外にもまだまだたくさんのバルやカフェ、専門店が並んでいます。ドリンクを買ったらそれを持って他の色々なお店に持って行き、オーダーした食事と飲んでもＯＫですが、メルカードで購入したものに限ります。そして、中央にある飲食スペースには、テーブルやカウンターテーブルと椅子が設置されています。お店で買ったものをここで食べることができるようになっているのでとても便利。前菜、メイン、デザートまで何でもあるので、このメルカードで飲んで食べて何時間でも過ごせそうですね。

５．支払い

基本的にはどの店もユーロの現金払いになりますが、多くのお店でクレジットカード払いが可能なのでとても便利。VIZA、MASTERが使いやすいと思いますので準備をして出かけましょう。JCBは、日本人経営の免税取扱店以外、ヨーロッパ全体で使用できないところの方が多いようです。クレジットカードを使用する際、暗証番号を機械に打ち込むタイプとサインをするのみのものと２つあり、お店によっても異なりますので暗証番号は必ず覚えておくかどこかにメモしておきましょう。万が一、暗証番号を忘れて３回を超えて機械にインプットした場合、そのカードは使用できなくなりますので注意してくださいね。また、その場で必ず金額を確認してください。

スペイングルメ大集合！マドリード「サン・ミゲル市場」の人気店＆利用方法５選のまとめ

観光客のみならず地元の人々にも人気の「サン・ミゲル市場」。日本のデパ地下とはひと味違った楽しみ方の出来る名所です。地下鉄2号線SOL駅下車で、マヨール広場のすぐ隣にあります。常にたくさんの人で混んでおりますが、週末は深夜2:00まで営業しており、さらなる賑わいをみせています。マドリードに行ったらぜひ出かけてみたいところですね。
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【担当：コロンナ由美】