カナダ・ケベックシティの観光スポット&お土産情報2選
広い国土を持つカナダの中でもケベック州はフランス語を公用語とし、フランス色の濃い美しい町。世界遺産のヨーロピアン的な雰囲気のある街並みを楽しめます。モントリオールから車で約3時間。数日滞在してゆっくりとショッピングやお散歩、そしてお食事も堪能したいところです。
また、カナダの秋は特に有名で、紅葉を楽しませてくれるメープル(楓)の紅葉が最も綺麗なメープル街道(日本人がつけた名前らしい)は、広範囲に渡る紅葉が言葉に出来ないくらい見事。ほんとうに見た者にしかわからない美しさ。赤やオレンジ、黄色といった様々な色に染まるカナダのメープルの美しさは世界一でしょう。
そして、そんなカナダの中でも欧州的なクラシックでシックな装いを持ち合わせたケベック州は、北米唯一の城塞都市。その街並みは、北米のものではなくヨーロッパの街を彷彿させる古き良き伝統的な装い。カナダでありながら、一歩郊外に出るとフランス語以外英語も全く通じないというのも不思議な感覚です。1535年にフランスの探検家ジャック・カルティエが訪れて以来フランスの植民地として発展し、現在も住民の90%以上がフランス系と言われています。
さて、それでは、ケベック州の中でもモントリオールに次いで人口の多いフランス的な要素をもつ「ケベックシティ」についての魅力をご案内したいと思います。
1.旧市街|Lower Town
プチ・シャンブラン通り|Quartier du Petit-Champlain
小さな洒落たブティックや画廊などが多く、洗練されたお店が立ち並んでいるストリート。アイスクリームや食べ物屋さんも多く、ひとりでも楽しめます。北米で最も古い繁華街として有名です。アーチストの作った個性的なジュエリーや絵画のお店、お洒落なキッチン用品のショップなど、大型店にはない魅力あふれるお店がたくさん並んでいます。また、カフェやレストランも密集しているので、歩きまわると楽しい通りです。夏の観光シーズンには、21時頃までお店も営業していますので便利。歴史地区は、ユネスコの世界遺産に登録されていますので、ショッピングに興味がない人でも行ってみる価値があるところ。ヨーロッパ的な雰囲気の街並みは、そこがカナダであることを忘れさせる美しさです。
ロイヤル広場
はじめて植民地住居を建てたケベックシティ発祥の地。19世紀まで街の中心だった広場で、真ん中にはフランス王ルイ14世の銅像が置かれています。
サイクリング・散歩道
川沿いに遊歩道があり、散歩やサイクリングが楽しめます。背後に見えるホテルや城壁をバックに写真を撮れる絶景スポット。
フェアモン・シャトー・フロントナック|Le Chaateau Frontenac
1893年創業で、ケベックシティの象徴とも言える伝統的な由緒あるシャトーホテル。旧市街では最大規模の高級ホテルで、セントローレンス川が見えるリバービューの部屋は特に人気があるので早めの予約が必要。また、常に高級車が停まっており、各国のVIPや有名な俳優が常宿として利用しているホテルです。もしかしたら、偶然有名人に出会えるかもしれませんね。
宿泊しなくとも一度は訪れてみたいホテルです。
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テラス・デュラン|Terrase Duffelin
シャトー・フロントナックの横からセントロレンス川沿いに続く長さ400mのプロムナードがテラス・デュラン。芝生にはいくつもの大砲が並んでいて、街を見守っていた様子がわかります。
夏場のハイシーズンには、大道芸人もたくさんいて常に観光客で賑わっている人気スポットです。周囲の美しい風景を観るにはここがベスト!このテラスからのびる急な階段を上がるとダイヤモンド展望台。ここからの景色は格別なので、ぜひ訪ねてみてくださいね。
トレゾール通り
シャトー・フロントナックそばにある小道で、地元の芸術化たちが集まる場所。
自分の作品を置いていたり、似顔絵を描いていたりといつも賑わっている賑やかなところです。
戦場公園|Parc des Champs-de-Bataille
セントローレンス川に面した公園。1759年に英仏軍の戦場となった場所で、園内には無名戦士の碑が建っています。
シタデル|La Citadelle
ケベック城塞の入口で、この城塞は1820年代に建築されたものですが、現在も実際の軍事施設として機能しています。ガイドツアーで内部を見学できる他、夏場は衛兵交代も見ることが出来ます。
州議事堂|Hotel du Parlement
城壁の外側にある建物で、ケベック州の州議事堂になっています。
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2.お土産
メープルシロップ
カナダ土産の定番といえばメープルシロップですが、楓の木から採れる樹液を煮詰めて作られた天然の甘味料です。郊外にあるメープルシロップ小屋では、メープルシロップを作る工程を見学することが出来ます。レストランを併設しているところが多いので、食事がてら見学に行くのも楽しいと思います。
メープルシロップは、どの楓をも利用出来るわけではなく、砂糖楓(シュガーメープル)と呼ばれる種類の樹液を煮詰めて作られるメープルシロップ。40ℓからわずか1ℓにまで煮詰めることによって自然の甘みと栄養分が凝縮されるわけです。砂糖やハチミツに比べてカロリーが低いので料理にも向いています。また、カリウムやカルシウムなどのミネラルやビタミンが豊富に含まれていて、ヘルシーで栄養価の高い食品として人気を博しています。
メープルシロップは、採れる時期や質でランク分けされています。
■エキストラライト
最高ランクの一番搾りが「エキストラライト」。採れる量も少なく希少価値も高いため、品薄で入手困難。もし見つけたら迷わず購入したいひと品。
手作りのパンケーキにかけたり、紅茶にひとたらしと、シロップそのものの味を楽しむ使い方をします。
■ライト
エキストラの次のランクが「ライト」。エキストラライトと若干の値段差しかないので、もし見かけたら「ライト」でもよいかもしれませんね。
■ミディアム
お土産屋さんやスーパーどこでも入手出来るメープルシロップで、家庭でも料理に使用されている日常的なノーマルなシロップ。楓の形をしたシロップは手軽で見た目も可愛いのでお土産にも適しています。瓶詰め以外に、プラスチック容器入りのものもあるので、日本まで持ち帰るには割れる心配がなくて便利。
メープルシロップのスイーツ
定番は、楓の形をしたメープルシロップクッキー。カナダ全国どこでも売られているので簡単に入手することができます。シロップをクッキー自体に練り込んだものとクッキーにサンドしたものとがあります。変わり種としては、メープルシロップを練り込んだチョコも面白いお土産。
メープルバター&メープルシュガー
メープルシロップをさらに煮詰めたのがメープルバターで、メープルバターからさらに煮詰めたのがメープルシュガー。パンに塗ったり、お料理に使ったりと広範囲に活躍するすぐれもの。ハチミツに比べ、ほのかに香ばしい香りがするのが特徴。
アイスワイン
偶然の産物アイスワインは、もともとドイツが発祥の地。時は1794年のこと。ドイツの農場で予想もしない濃霧に襲われた時に、当然葡萄も凍り付いてしまいました。熟した葡萄を処分するにはしのびないと思った農民たちは、その凍った葡萄でワインを造ったそうです。すると、芳醇な香りの甘みの強いワインが出来たそうで、こうして偶然から造られた奇跡的な世界初のアイスワインは、特に貴族に好まれたため「貴族のワイン」とも呼ばれました。
しかし、氷点下の続く冬の寒い日の朝しか、凍った葡萄を収穫することができないため、非常に手間と時間がかかり、値段も高額な高価なワインです。こうして、ドイツのワイナリーは、安定して高級なアイスワインを製造するためにカナダに移住し、原料となる高品質の葡萄の生産に適したオンタリオ州のナイアガラ・オン・ザ・レイクでアイスワインの生産を始めたそうです。
それにしても、カナダでなぜワイン?と疑問に思う方も多いと思いますが、フランスやイタリア、スペインなどのワインをつくるための葡萄の生産に適した地中海地方などと同緯度にあるカナダは、さらに冬の寒い気温が一定しているのでアイスワインづくりに適していたようなのです。
アイスワインの飲み方
スペシャルな高級アイスワインは、食事中に飲むものではなく、食後に、濃いエスプレッソコーヒーなどとともに小さなショットグラスで飲むもの。試飲をすると、「甘い」と言う方がほとんどですが、甘いものなのです。この天然の甘さが高級アイスワインで、冷やして飲むもの。冷凍庫で保管するのがベスト。アルコール度数が高いため凍らないので、必要な時に出してすぐ飲めます。
自分用のスペシャルなワインとして1本いかがですか。
カナダ・ケベックシティの観光スポット&お土産情報2選のまとめ
広大なカナダの中で、フランス色の濃いケベック州。その中でもお勧めのケベックシティとお勧め土産をご紹介いたしました。秋のカナダの紅葉は世界一といえる素晴らしい自然の美しさ。世界遺産にも登録されているケベックシティの街並みは、まるで歴史のある伝統的なヨーロッパ。カナダの中でも個性あふれる魅力的な街ケベックシティ、ぜひ次の旅行のプランに加えてみてはいかがでしょうか。
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【担当:コロンナ由美】
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