イタリアのスーパーマーケット事情と便利な使い分け方7選
短期滞在、長期滞在に関わらず、ほとんどの人が必ずお世話になるのは何でも揃い使い勝手も良いスーパーマーケットではないでしょうか。イタリアには他の国と同じように大手、小規模と様々なスーパーがありますが、肉や魚が良い・野菜が新鮮・値段が安いなどとそれぞれにちょっとした特徴があります。また、ほとんどのスーパーに会員カードでのポイントや割引サービスがあるので、長期滞在者は何種類かの会員カードを作っている方が多いです。数え始めると数の多さに驚かされるイタリアにあるスーパーマーケット。ざっと出てくるだけで、15以上のスーパーが存在しています。
今回、それぞれのスーパーの特徴やお得な使い方をお伝えできればと思います。
- 1.スーパーの基本(買い物の仕方、流れ等)
- 2.Coop(コープ)
- 3.ESSELUNGA(エッセルンガ)
- 4.Carrefour(カルフール)
- 5.ディスカウント系スーパー
- 6.大量購入がお得なスーパー
- 7.会員カード、ポイント
1.スーパーの基本(買い物の仕方、流れ等)
日本のスーパーとの大きな違いは3つ。
1つ目は、入り口と出口が決まっていること。入り口にはバーが設置されているか、係員が常に立っています。そしてレジでお会計をし、通り抜けることで外に出れます。何も買い物をしなかった場合、レジのスタッフに買い物をしていないことを告げ、外に出してもらいます。買い物すること前提でスーパー内に入るので、何も買わなかった場合は店員などに何も買わなかったことを告げて出させてもらうしかありません。
2つ目は、ほとんどの野菜や果物が量り売りになっていること。自分で必要な分だけ買えるので便利です。注意点は、商品を素手で絶対に触らないこと。商品を入れるビニール袋と一緒にビニールの手袋が必ず用意されているので、手袋をはめて商品を取ります。売り場に計りがない場合はレジで会計の時に重さを計ります。
3つ目は、レジでは落ち着きつつも素早く行動すること。カゴから商品を自分で出し、ベルトコンベアの上に並べていきます。自分の番が来たら店員はどんどんレジを通していくので、レジを通った商品を自分で素早く袋詰めしていきます。ゆっくりやっていると、次の人の商品が流れてくるので注意です。
2.Coop(コープ)
コープは日本では生協とも言われています。生活協同組合のお店です。イタリアにも多数店舗があり、多くのイタリア人が利用しています。コープオリジナルブランド商品のラインナップも豊富で、通常コープブランドから有機農法・オーガニック、価格を抑えた黄色が目印のイエローコープなど、自分に合った商品をコープブランドの中から選べるところが素晴らしい。その他、通常商品も食料品から日用品まで品揃えが多く、大規模な広告や割引なども多く行っています。大きな規模のお店になると、イートインスペースがあり、格安で食事をすることができます。
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3.ESSELUNGA(エッセルンガ)
エッセルンガはこのスーパーマーケットのロゴのアルファベットのエス(S)が長い(ルンガ)のでエッセルンガと言います。看板を見ればエス(S)が長いので、なるほどと思えます。ここもコープと同じようにイタリア人がよく利用するスーパーの一つです。価格が安めな商品も多く扱っていますが、生鮮食品の質も高い信用のおけるスーパーだと思います。そして、このスーパーの特徴の一つはチラシ広告の表紙のジョーク。毎回、食品と何かをかけたジョークになっているので、ふとした瞬間に意味がわかるとクスッと笑えるかもしれません。
4.Carrefour(カルフール)
ここ数年の間に、イタリア進出を加速させているカルフールマーケット。フランス資本の会社ですが、すでにイタリア内における存在感は大手スーパー並みです。それまですでにあったスーパーの看板を変えてカルフールマーケットになることが多いため、立地の整った良い場所にあることが多いと思います。革命的なことは24時間オープン型の店舗。ほんの10数年前は土日の休みは当たり前、平日もお昼休みを取ることが多かったイタリアの商店事情ですが、徐々に時代はかわり、このカルフール進出で時代がさらに変わりました。24時間営業をしているのはカルフールマーケットがほとんどです。この革命的な出来事が、これまで開いているスーパーマーケットを探すのに苦労していた旅行者や、夜中に何か必要なものがあっても、朝まで待たなければいけなかったイタリア在住者の強い味方になってくれています。
品揃えはカルフールオリジナルブランドから通常商品まで揃っています。中心部なるとイタリアではなかなか見ることができない、単身者向けの小さめにパックされた肉類など、少量ずつの買い物をすることができます。
5.ディスカウント系スーパー
スーパーのオリジナル商品ももちろんお手頃価格で扱っていますが、特筆すべきはディスカウントスーパーだけに置いてあるようなブランド商品(安い)が揃えられているところです。普通のスーパーでは買えない聞いたことのないブランド商品が幅を利かせています。客層はコープやエッセルンガなどと大きく変わり、外国人の割合がかなり多くなります。商品は自分で許容範囲を判断して買います。包装や商品自体が破損していて中身がむき出しになってないか、購入前に注意して選びます。
イタリアで見つけることができる代表的なディスカウント系スーパーはPennyMarket(ペニー)、LiDL(リドル)、u2(ウドゥエ)、Tuodi’(トゥオディ)などがあります。
6.大量購入がお得なスーパー
ディスカウントスーパーとは少し違う、大量購入がお得なスーパーがあります。代表的なものはRossetto(ロゼット)。とにかく1パックが大量です。肉類は大きいものだとブロックのまま、何キロあるかわからないもの。野菜はケース売りが基本、小分けされているパックも大きいです。また、その他調味料、粉類、パスタ、米などもお店で使うような量のものもおいてあります。とにかく大量に!安く買いたい!という方におすすめです。が、基本的に大家族など、大量消費が前提の方向け。
7.会員カード、ポイント
どこのスーパーにも会員カードがあるので、よく利用するスーパーでは会員になっていた方がお得です。会員になると、会員のみ対象の割引やポイントがつくようになります。ポイントはいくらで何ポイントとなっていて、ポイント換算率はスーパーによって異なります。溜まったポイントは景品カタログからポイントに応じた商品を選ぶか、買い物したときにポイント割引として使います。
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