スペイン・バルセロナの魅力に迫る!街を楽しむポイント4選
一口にスペインと言っても、日本の少し大きいその国土には5つの王国の名残が色濃く根付いています。
カスティーリャ、レオン、アラゴン、ナバーラ、グラナダの地方によって見所も多く、それぞれの地方でそれぞれの言語も公用語として使われており、地下鉄のアナウンスはスペイン語に慣れない日本人の耳にはほとんど同じように聞こえるものです。
世界遺産の数も、世界第3位の44か所。そのほとんどが文化遺産です。今回は、その中でも見所が詰まっているバルセロナ市内の魅力を厳選してお届けします。
1.アントニ ガウディ作品群
バルセロナと言えば、何と言ってもアントニ ガウディの作品群として世界遺産に登録されている、サグラダ ファミリアを始めとする建築ではないでしょうか。
サグラダ ファミリアの建築が開始されたのは1882年のこと。すでに130年以上かけて建築していますが、現在もまだ完成していません。私が初めて訪れた時には、塔の数8本、内側のステンドグラスも全くない状況でした。ここ15年ほどで、外観も内装も変化してどんどん完成に近づいて行っています。
完成までは、300年かそれ以上かかると言われていたものの、IT技術の活用で、現在はガウディ没後100年の2026年の完成を目指しています。
ガウディの生前に完成した生誕の門から順に見学していきます。聖書の物語を伝える彫刻が並びます。文字が読めなくても理解ができる工夫の1つです。
全景を写すには、巨大過ぎて近過ぎるとなかなか写りませんので、東側の隣にある公園から写すと良いでしょう。この公園には池があるので、水面に映るサグラダ ファミリアも収めることができます。
また、見学の際には是非上まで登ってみてください。塔や鐘楼の装飾を間近で見る事で、細かなタイルやモザイクの使い方にも感動しますし、階段を下から覗くと巻き貝のように見えたり、ガウディから私たちへのメッセージを受け取る事ができると思います。
当然ながら、世界中からの観光客が押し寄せていますので、非常に混んでいます。時間には余裕を持って訪れ、存分に自分の視点から楽しんでいいただきたいと心から思います。
同じくガウディが残した建築は、グエル公園、カサ ミラ、カサ バトリョと市内に点在しています。
グエル公園は、バルセロナの街を一望出来る高台にあり、自然豊かななかに、ガウディのモザイクで表現した曲線を生かした素晴らしい、でもどこか親しみやすい装飾で溢れています。
大階段のトカゲは大人気。ベンチは曲線を使い、人間の体にぴったりになるように設計されているらしく、石なのにどこか座り心地が良いのが不思議な感覚でした。日向ぼっこをしてゆっくりと見て回ってください。ガウディが最後20年ほど暮らした家もあります。
カサ ミラでは、山がテーマに作られた屋上に上がって、是非アーチからのサグラダ ファミリアを見て、ガウディの世界に浸ってみてください。カサ バトリョは、地中海をテーマに作られています。階段ホールの海の世界も必見です。
ガウディの作品はこれだけではありません。町を歩いていて路地を一本入ったところで、思いがけず出会うことがあって嬉しくなります。周りとは纏う空気が違う建物があるので、地図には載っているのですが、なんとなく神出鬼没で、魅了されてしまいます。
2.美術館巡り
町自体が美術館のように見所満載のバルセロナですが、この町は芸術家を虜にして止まなかったため、多くの美術館があり、その作品も見応え十分です。
モンジュイックの丘の上に位置する、カタルーニャ美術館は、スペインとフランスの国境にあたるピレネー山脈の山間に残るロマネスク様式、12世紀のフレスコ画などを展示しています。厳かな空気がそのまま伝わる展示に古くからのスペイン国内の芸術性を感じました。
近くにあるミロ美術館も所蔵品の数々が素晴らしく、油彩画からタピストリー、彫刻やオブジェが並べられており、ミロの世界に浸る事ができます。
モンジュイックの丘から下りて、中心部に位置する美術館も必見。中でも、有名なダリ美術館とピカソ美術館は外せません。ダリとピカソの数多くの作品を見れば見るほど、奇才と称される2人の特に初期の頃のきめ細やかなデッサン力や色使い、表現力を身につけている事を目の当たりにします。特に、ピカソ美術館は何度行っても全ての作品を見終わる頃には、作品から発せられるエネルギーに圧倒されてしまうような感覚。
作品を手掛けたその同じ土地の空気で、時を経て肌に直接伝わってくるものがあると実感できる美術館の数々です。
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3.食事
スペイン料理は地中海料理として世界遺産にも登録されています。
スペイン料理というと、パエリアやアヒージョ、イベリコ豚など、日本に居ながらにして目にする機会が増えたように思います。
その土地の食事を垣間見るには、まず、市場に行くことがオススメです。港近くにあるコロンブスの塔から市内中心部に向かって伸びるランブラス通りには、サン ジュゼッペ市場があります。改装を終えて、キレイに生まれ変わりました。小規模な専門店が軒を連ね、色鮮やかな野菜やフルーツ、焼き菓子やドライフルーツが所狭しと並んでいます。地中海に面していることもあり、魚介も豊富。肉屋では、最高級の生ハム、ハモン セラーノも売っています。その場でスライスして売ってくれます。これが、美味しいです。
レストランも充実しているのですが、バルをカフェのようなスタイルで食事をするのもオススメです。タパスという一口メニュー、楊枝が刺さったピンチョスも充実しています。カウンターで手軽に小腹を満たすもよし、しっかりとお料理を食べるもよし。
朝からカフェスタイルでコーヒーを飲みに立ち寄るのも、またバルセロナスタイル。
4.サッカー
リーガ エスパニョーラのFCバルセロナ(通称バルサ)の本拠地「カンプ ノウ」も、サッカーファンにとってはたまらない場所でしょう。
試合観戦に勝るものはありませんが、見学ツアーに参加すれば、選手が使っているシャワールームやピッチに続く通路を通ることができます。チームの歴史に触れられるミュージアムも必見。サッカーにあまり興味のない、という方こそ、本場の本気のエンターテインメントに触れていただきたいと思います。
また、2013年に大改装をした、併設のショップもユニフォームやシューズはもちろん、ナイキのサッカーグッズを買うことができ、大人気のショップになっています。
チケットは、インターネットで事前に購入することが可能です。チケット売り場でスペイン語でのやり取りが不安な方は、インターネットで予約をしていくのが良いでしょう。
スペイン・バルセロナの魅力に迫る!街を楽しむポイント4選のまとめ
町歩きを楽しみながら、世界遺産の一部でもあるガウディの作品はもちろん、ゴシック地区には13世紀に建築が始まったカテドラルを中心に点在する教会の数々、カタルーニャ音楽堂、サン パウ病院を代表格とする、ガウディのライバル達が残したモデルニスモ建築、そして、町のなかに突如として現代建築に出会えるのは、美術館の中を含め、古いものを大切に残し、共存しながら進化を続けているデザイン都市・バルセロナだけが持つ魅力と言っても過言ではないでしょう。
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