タイを訪れるなら知っておきたい!タイ国民に敬愛される王様についての豆知識7選
タイでは食堂の壁やタクシーの中など、街中のいたるところで王様の写真を見かけます。タイの王様であるプミポン国王は、それほどタイ国民から敬愛されているんですね。御年87歳、世界の君主の中で最長の在位期間を更新し続けています。そんなプミポン国王とタイ王室について知っておけば、タイについてもっと深く理解するきっかけになるのではないでしょうか?そこで、タイを訪れる人にぜひ知ってもらいたい、タイ王室についての豆知識をご紹介します。
- 1.タイでは「不敬罪」に気をつけよう
- 2.朝と夕方には国歌が流れて全員起立
- 3.王様の国民への思いを感じるロイヤルプロジェクト
- 4.一言で暴動を鎮める!王様の絶大なパワー
- 5.犬との交流の様子を王様自らが書き記した絵本「奇跡の名犬物語」
- 6.プミポン国王と天皇陛下とのお魚にまつわるエピソード
- 7.黄色は王様のシンボルカラー
- タイを訪れるなら知っておきたい!タイ国民に敬愛される王様についての豆知識7選のまとめ
1.タイでは「不敬罪」に気をつけよう
街中のいたるところに王様の写真を飾っているエピソードから分かるように、タイ人にとってタイ王室を敬うことは当然のことです。実は、タイでは王室を批判・中傷・侮辱すると、刑法第112条で定められた「不敬罪」に問われることになります。外国人にも適用されるので、タイ国民と同様にタイ王室を敬う心を持ち、王室についての不用意な発言に気をつけるようにしましょう。
2.朝と夕方には国歌が流れて全員起立
タイでは、朝8時と夕方6時に、駅や公園などの公共の場では国歌が流れます。そうすると、それまで普通に歩いていた人々がすっと立ち止まり、直立不動で国歌に聞き入って王室への敬意を表すのです。本当に誰もが立ち止まるので神聖な雰囲気を感じます。その場面に遭遇したら周りの人を真似て直立不動の姿勢をとるようにしましょう。また、映画館においても、本編が始まる前に王様賛美の歌が流れるので、起立して王様への敬意を表します。これらの行動をとらないと、不敬罪に問われる場合がありますので旅行者の方も気をつけてくださいね。
3.王様の国民への思いを感じるロイヤルプロジェクト
タイ国民から絶大な人気のあるプミポン国王ですが、その人気の理由は国民のことを真摯に思いやる慈悲深いお人柄にあります。それを最も表しているのが、国王自らが発案したロイヤルプロジェクトです。タイ全土を視察し、貧困地域を目の当たりにした国王は、貧しい農民が自立し、より良い暮らしができるよう支援するプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトでは、タイ国内で高品質の農産物や加工品を生産できるように研究や普及に努められています。このように国民のために尽くす姿が、尊敬を集める理由になっているのです。このロイヤルプロジェクト製品は、タイ国内の直営ショップで購入することができます。高品質で安全な品物が適正価格で手に入り、売上は生産者や技術開発に還元されるとあって、タイ人だけでなく外国人旅行客にも人気です。
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4.一言で暴動を鎮める!王様の絶大なパワー
タイでは昨年も政権側と反政権側との衝突があり、最終的に軍事クーデターが起きて現在も軍事政権が続いています。こういった政治的混乱は今回が初めてではなく、タイでは過去何度も繰り返されてきました。1992年に政府側と民主化運動側がぶつかって流血の事態になった際には、プミポン国王は双方のリーダーを玉座の前に正座をさせ、「そんな事で国民のためになると思うか、双方ともいい加減にせよ」と叱りつけ、一夜にして騒動を沈静化させたというエピソードがあります。このことから、タイでは政治的な混乱が起きた場合でも、「最終的には国王がなんとかしてくれる。」という雰囲気があります。
5.犬との交流の様子を王様自らが書き記した絵本「奇跡の名犬物語」
そんなプミポン国王のお人柄を感じることができるのが、王室犬のトーンデーンとの触れ合いについて国王自らが執筆された絵本、邦題「奇跡の名犬物語」です。物語は国王がバンコクの病院を公務で訪れた際、近所の住民が世話をしていた野良犬が当局に処分されることを聞きつけ中止させたところから始まります。国王は助けた野良犬が産んだ子犬1匹を王室犬として引き取り、トーンデーンと名づけました。この物語を読むと、国王がトーンデーンをはじめ、王室犬それぞれのことを日頃から良く観察し、愛情を込めて接していることが良く分かります。この絵本は日本語にも訳されていますので、ぜひ手にとってみてください。タイではベストセラーになり、その売上は野良犬の保護対策費用に使われたそうです。プミポン国王の慈悲深さが良く分かる素敵なエピソードです。
6.プミポン国王と天皇陛下とのお魚にまつわるエピソード
プミポン国王と天皇陛下とのエピソードも紹介しましょう。今上天皇陛下が、まだ皇太子明仁親王であった時、タイの魚の養殖試験場に足を運んだことがありました。そこでプミポン国王から、タイでの養殖に適した魚について相談を受け、魚の研究者でもある天皇陛下はティラピアを勧められました。そしてティラピア50匹をタイに寄贈されたのです。その後タイではティラピアの養殖に成功し、今では屋台でも良くみかけるタイ国民に人気の魚になりました。そのティラピアですが、タイでは魚を意味する「プラー」と、明仁親王の「仁」をとって、「プラーニン」と名付けられています。天皇陛下のお名前のついた魚がタイで親しまれているなんて、日本人としても嬉しいですよね。
7.黄色は王様のシンボルカラー
さて、以上のようにタイ国民から敬愛を受けているプミポン国王ですので、国王のお誕生日の盛り上がりは大変なものです。プミポン国王のお誕生日は12月5日。この日の約1週間前からタイ人の多くが黄色のポロシャツを身にまとい街が黄色に染まります。タイでは生まれた曜日によって自分のカラーが決まっており、月曜日生まれのプミポン国王は黄色がシンボルカラーなんです。国王のお誕生日付近にタイに行く機会がありましたら、タイ国民の王様に対する愛をいつも以上に感じることができるでしょう。黄色のシャツは路上のいたるところで売っていますので、自分も着てみるのも良い経験になるかもしれません。
なお、今年はシリントーン王女の生誕60年にあたる年です。タイでも日本同様に60歳は特別な年なので、今年は国中で祝賀モードです。土曜日生まれのシリントーン王女のシンボルカラーは紫なので、街では紫色の旗がはためき、紫のポロシャツを着た人々を良く見かけますよ。
タイを訪れるなら知っておきたい!タイ国民に敬愛される王様についての豆知識7選のまとめ
いかがでしたか?プミポン国王について知れば知るほど、そのお人柄の素晴らしさに引き込まれてきます。タイ国民から絶大な人気があるのも納得ですね!
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【担当:Saku】
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