マレーシアへのロングステイ下見旅行でチェックしておきたいこと6選
マレーシアは、「日本人がロングステイしたい希望国アンケート」(ロングステイ財団調査)で、人気のハワイやオーストラリア、カナダを抑えて、2006年~2014年まで9年連続1位に選ばれています。その安定した人気の理由は、日本から近い東南アジアにあり、気候や治安が安定しており親日国であること、医療の水準も東南アジアの中でレベルが高いこと、そして何より「マレーシア・マイ・セカンドホームプログラム(MM2H)」という最長10年の滞在が認められるビザの制度があるからでしょう。また物価が日本の1/3のマレーシアでは、同じ費用で日本より豊かな暮らしができるので、定年して残りの人生をゆったり年金で生活しようという方たちの間でも人気なのです。
常夏の国でゆったりリタイア生活を夢見るなら、「こんなはずではなかった・・」と後悔しないよう、事前準備としてまずは下見旅行をお勧めします。
- 1.言葉の壁を乗り越えよう
- 2.住まいのタイプを確認しよう
- 3.現地の料理を食べに行こう
- 4.自炊のために、日本食材の確保
- 5.移動の足は大丈夫?
- 6.安心!万が一の時の医療体制
- マレーシアへのロングステイ下見旅行でチェックしておきたいこと6選のまとめ
1.言葉の壁を乗り越えよう
日本からマレーシアの空港に到着してまず驚くのが、案内表示が英語やマレー語と共に、日本語でも書かれていることです。旅行なら日本語を話せるガイドを頼めますし、ロングステイすれば日本人仲間も沢山見つかるでしょう。現地語に触れず、丸1日日本語しか話していなかった・・という生活だって可能でしょう。ですが、そうやって日本人の中で閉じこもってしまっては、せっかくのロングステイがもったいないと思いませんか?
マレー系、中華系、インド系の人々が暮らす多民族国家マレーシアでは、公用語はマレー語ですが、民族内ではマレー語(マレー系)、中国語(中国系)、タミール語(インド系)が使われています。そして、民族間でのコミュニケーションのため、準公用語として英語が使われており、都市部や観光地では英語で十分に用が足ります。マレーシアの英語は、標準的なアメリカ英語やイギリス英語と比べると、少し訛りがあり、用法もいい加減なところもあるのですが、日本人には聞き取りやすく感じます。また、多民族国家で、異民族に寛容なマレーシアなので、こちらのカタコト英語も一生懸命聞き取ろうとしてくれます。ロングステイをより豊かにするためにも、まずは言葉の壁を乗り越えて、片言でもいいので異文化コミュニケーションをはじめてみましょう。
2.住まいのタイプを確認しよう
クアラルンプールやペナン島にはロングステイヤーのためのコンドミニアムが沢山あります。MM2Hのビザを持っている方なら、一定額以上の物件という条件で不動産購入も可能です。
またビザなしの滞在(最長90日)であっても、短期でコンドミニアムを借りることは可能ですし、ミニキッチンが付いたサービスアパートメントと呼ばれるタイプのホテルもあります。
ペナン島のすぐ北にあるランカウイ島は自然の残る美しい島で、昨今日本からロングステイを希望する人が増えていますが、ここはフリーポート(免税)の島で、昔からヨーロッパからのロングステイヤーの人気が高く、コンドミニアムの供給が足りていない状況で、ホテルのコテージを月単位で借りて滞在する欧米人も多くいます。
下見旅行では色々な場所を見て、自分たちのライフスタイルにはどこが合っているか、そしてどういう部屋に住むか、じっくり考えてみましょう。その際には、治安が良いとはいえ日本とは違うことを肝に銘じて、セキュリティーもしっかり確認してください。
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3.現地の料理を食べに行こう
短期旅行ならホテルのレストランでの食事でも事足りるかもしれませんが、いくら物価が安いとは言ってもホテル価格はマレーシアにも存在します。ロングステイして、外食はもったいないと1日3食自炊というのも何か違います。多民族国家だけにマレーシアには美味しい料理が沢山あります。折角ですから下見旅行でもホテルから一歩外に出て、街のレストランで食事をしてみましょう。
マレーシアでは、マレー料理はもちろんですが、本格的な中国料理、インド料理も食べられます。また、マレー人女性と中国から渡ってきた男性が結ばれてできた文化の中で、ニョニャ料理が生まれました。これらの料理は高級レストランから、屋台街のお店まで、色々なスタイルで提供されています。地元の人たちが集まる屋台なら、100円~300円位で済ませることも可能です。
東南アジアというと辛い料理ばかりのように思われるかもしれませんが、色々食べ歩いてみると、チキンスープの優しい味の麺料理や、ココナツミルクが入った甘辛いカレー等日本人好みのものが沢山あります。お気に入りのメニューを探しに、街に繰り出しましょう。
4.自炊のために、日本食材の確保
ロングステイで現地料理に慣れたとはいえ、長く日本を離れていたら日本料理が恋しくなるのは当然です。そういう時に自炊で食べ馴れた和食を用意できたらいいですよね。そういう時のために住まい選びでは、日本の食材が手に入るスーパーマーケットが近くにあるかも確認しておきましょう。日系の大手スーパーが近くにあるか?どういうものが手に入るのか?チェックしてみましょう。昔と違って日本食材もかなり手に入るようになって、醤油はもちろん、納豆やワサビなども入手可能です。都市部と違い日系スーパーがない地域でも、中華系のスーパーに日本食材が置いてあったりしますので、要チェックです。
著者が日系スーパーのない地方に住んでいる日本人の友人を訪問する際必ず頼まれるのが、すし酢が粉になっているものと、マヨネーズです。すし酢は現地の人を招いて手巻き寿司パーティーをすると喜ばれるので、粉のものがあると便利なのだそうです。またマヨネーズは近くの商店には日本製がなく、現地のものは味が違うのだとか・・・。もし、手に入らない食材があったら、日本から訪ねてくる家族や友人に頼んで確保するといいでしょう。
5.移動の足は大丈夫?
ペナン島の小高い丘のコンドミニアムにロングステイしているご夫婦がいます。3ベッドルームとリビングのある高層階のお部屋からはアンダマン海が見渡せて、夫婦仲良く素敵な暮らしをされているのですが、お二人とも車の運転をしないので、困っているのが買い物だとか。日系スーパーに行くバスが、丘を下ったところのバス停までしか来ないため、荷物を運ぶのが大変なのだそうです。タクシーを使えばいいのかもしれませんが、そう頻繁に使うのはもったいないと思うのだそうです。でも、お陰で足腰が鍛えられたと、確か日本ではあまり歩かなかった方達なのに、すっかり健康的になっていて驚きました。
車の運転ができなくても、都市部であれば、モノレールやバス等の公共交通機関も整備されています。
自分がどこに暮らし、どこに買い物に行くのか、日常生活の動線をしっかり考え、移動手段を考えてみるといいでしょう。
6.安心!万が一の時の医療体制
異国で病気になると、症状が軽くても弱気になってしまうことがあります。病院に駆け込んでも、言葉がよく通じないために先行きが不安になる・・。夫婦どちらかのそんな体験がきっかけで、ロングステイを予定より早めに切り上げて帰国したという例もちらほら聞きます。
実はマレーシアの医療水準は東南アジアでも高く、クアラルンプールはもちろん、日本からの滞在者が多いペナン島でも、日本語がわかる医師、または日本語通訳をつけられるシステムを持つ大きな病院があるのです。ロングステイを予定している地域に、そういう病院があるのか確認するとともに、海外での医療保障のある保険に加入しておくなどの事前準備をしておきましょう。
マレーシアへのロングステイ下見旅行でチェックしておきたいこと6選のまとめ
マレーシアの下見旅行のポイント、おわかりいただけましたか?まずはマレーシア旅行を楽しんで、そしてマレーシアを好きになってきてくださいね。それがロングステイ成功の一番の秘訣かもしれません。
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【担当:sari】
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