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【決定版】ポーランドに行くなら絶対コレを試そう!スイーツ5選+食べ物5選

【決定版】ポーランドに行くなら絶対コレを買おう!スイーツ5選+食べ物5選
レストランやカフェでポーランド料理やスイーツを食べるだけでは、本当にポーランドの食べ物を堪能したとは言えません。やはりポーランド人にも親しまれているような、現地ならではのものを皆さんも試してみたいはずです。そこで今回は現地で食べても良し、お土産にしても良しの食べ物を現地に住む筆者が厳選しました。

1.トルチク ヴェドロフスキ|Torcik Wedlowski

【決定版】ポーランドに行くなら絶対コレを買おう!スイーツ5選+食べ物5選・トルチク ヴェドロフスキ|Torcik Wedlowski
空港やお土産屋さんなどでよく見かける大きなチョコレートワッフルケーキ。友達や家族用にピッタリな、とてもインパクトのあるお土産です。写真のものはヴェデルというポーランドの有名なチョコレートメーカーが作っているもので、ダークチョコレートの上に描かれたデコレーションがお洒落で特徴的。しかもこれらのデコレーションは機械によるものではなく、全て手書きなんです。最近では他のスイーツメーカーも似たようなものを販売しており、デコレーションの華やかなワッフルケーキが増えてきましたが、やはりお土産としては元祖であるヴェデルをオススメします。ポーランド人もお土産やプレゼントとして選ぶトルチク ヴェドロフスキは、とても特別なお菓子。ぜひ、お試し下さい。

2.プリンス ポロ|Prince Polo

【決定版】ポーランドに行くなら絶対コレを買おう!スイーツ5選+食べ物5選・プリンス ポロ|Prince Polo
ポーランドチョコレートスナックの定番。層になったウェハースの上からダークチョコレートをコーティングしたチョコレートバーで、軽いサクッとした食感がやみつきになります。スーパーやキオスクのレジの近くには必ずと言っていい程、このゴールドの輝く袋が並んでおり、やはり1番目を引くのは写真のXXLサイズ。スーパーで買うと、この大きさでも約50円です。ちなみにプリンス ポロは、チェコやスロバキアなど近隣の7ヶ国でも Siesta という名前で売られている大人気のお菓子。ちょっとかさばりますが、小さいサイズであれば箱買いをしても安いので、思い切って箱ごと買ってお土産に持って帰るのもいいかもしれません。ポーランド家庭では、箱買いしたものを家に常備しているところも多いです。また、緑色の袋のナッツクリームが入ったバージョンや青色の袋のミルクチョコレートバージョンもありますが、やはりゴールドのプリンス ポロが一番売れているようです。

3.プタシェ ムレチュコ|Ptasie Mleczko

【決定版】ポーランドに行くなら絶対コレを買おう!スイーツ5選+食べ物5選・プタシェ ムレチュコ|Ptasie Mleczko
マシュマロ、メレンゲ、ミルクスフレをソフトチョコレートで薄くコーティングしたお菓子。これもチョコレートワッフルケーキで紹介したヴェデルオリジナルのもので、ポーランド人が普段食べるおやつとしても、お土産としても非常に人気です。本来はバニラ味のみでしたが、今ではレモン、キャラメル味や期間限定でストロベリー味なども販売されるようになりました。プタシェ ムレチュコは正方形の箱で売られており、最もよく見られる一般的な380gのものでは、一口サイズのものが36個入っています。フワフワしたマシュマロのような食感と合わさったチョコレートがとても味わい深く、その新鮮な口溶けは癖になってしまうこと間違いなし。ちなみに「鳥のミルク」の語源についてですが、これはスラブ民話から来たもので「この世にない程美味しいお菓子」という含意があるそうです。

4.ヴェデルの板チョコ

【決定版】ポーランドに行くなら絶対コレを買おう!スイーツ5選+食べ物5選・ヴェデルの板チョコ
上記2つで既にヴェデルのチョコレート菓子を挙げましたが、実はヴェデルは160年の長い歴史を持つ、ポーランドの老舗チョコレートブランド。また、日常的なお菓子として、ポーランド人がチョコレートを買う際に最もよく選ぶ庶民的なブランドでもあります。中でもヴェデルの板チョコは、50種類を超える程のバリエーション。ポーランドのスーパーのお菓子コーナーにはズラッとヴェデルの板チョコが並んでおり、日本では見たこともないような味の種類の多さにびっくりすること間違いありません。板チョコでは、スタンダードで一番よく売れているビターチョコレート(gorzka)もいいのですが、私がオススメするのはスイカとメロンのミックス味(maxi smak )とストロベリー味(mleczko truskawkowe)。ヴェデルのチョコレートは、日本のチョコレートのように濃厚でまろやかさがあり、比較的日本人好みなので、きっと気に入るはずです。少し余談となりますが、ヴェデルは2010年に日本ロッテによって買収されました。そう、この伝統あるポーランドのお菓子が今では日本のブランドでもあるのです。しかし、日本ではヴェデルはまだ輸入菓子のような位置づけでポピュラーではありません。ポーランドに来たら、本場のヴェデルチョコレートをぜひ楽しんでください。

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5.ピエルニキ|Pierniki

【決定版】ポーランドに行くなら絶対コレを買おう!スイーツ5選+食べ物5選・ピエルニキ|Pierniki
トルンという天文学者コペルニクスが生まれた町の伝統銘菓、ジンジャーを使った洋菓子のピエルニキ。トルンのピエルニキには多くのスパイスとたっぷりの蜂蜜が使われており、そのピリッとした中にあるほんわかな甘さが紅茶などにピッタリのお菓子です。ピエルニキは中世から受け継がれてきた秘伝の製法で伝統的に作られており、本格的なものでは生地を一ヶ月以上、寝かすことも。木彫りのオーナメントかと思う程、細かなデコレーションがあるものやグリーティングカードのように文字が沢山描かれているものもあり、ピエルニキのお店でそれらを眺めているだけでも楽しくなります。また、クリスマスシーズンになると、ピエルニキで作ったお菓子の家がお店にたくさん並び、家庭では、お母さんが作ったピエルニキで子どもたちがお菓子の家を作ったりもします。ピエルニキは、食感がかなり硬めのものもあれば、中にジャムが入ったビスケット風のものや、チョコレートが上からコーティングされたケーキのようなものもあったり、種類がとても豊富。本来は名産地であるトルンならではのお菓子ですが、今ではトルン以外のお土産屋さんでも見かけるようになりました。もしトルンに行けなくても、宝探しのような気分でお洒落なピエルニキを探してみて下さい。

6.チーズ|Ser

【決定版】ポーランドに行くなら絶対コレを買おう!スイーツ5選+食べ物5選・チーズ|Ser
ポーランドは酪農大国。伝統的に乳製品を好んで食べ続けているポーランド人たちは、とにかくチーズやバター、ヨーグルトなどが大好きです。その中でもチーズへのこだわりは強いようでスーパーに行っても沢山のチーズを見ることができます。またタトラ山地、クラクフやザコパネの道端でよく見かけるオスツィペック(oscypek)というチーズは観光客や現地のポーランド人にも大人気。羊の乳を発酵させて作られたこの燻製チーズは、写真のように独特な紋様があり、その香ばしい色と手頃な大きさについつい手を伸ばしたくなります。気になる味の方は、塩辛くてちょっとクセあり。好き嫌いが分かれるので、購入する前に味見をさせてもらった方がいいかもしれません。またオスツィペックは塩気が強いので、かじって食べるのはNGです。薄切りにしてベーコンと一緒にパンに乗せ、それをオーブンで焼いたり、または小さく正方形に切ってフレッシュサラダなどに混ぜるといいでしょう。ちなみに現地流の「最高の食べ方」は、輪切りにしたオスツィペックをグリルやオーブンで焼き、クランベリーソースをかけて食べるというもの。また、トゥファルク(twaróg)というフレッシュチーズもオススメ。ポーランドで最も一般的に食べられている、生乳を発酵させて作られた、酸味の効いた真っ白なチーズです。そのままお酒のおつまみとするのも良し、パンと一緒に食べるのも良し、またはお菓子の材料として使ったりと何にでも相性が抜群のチーズなので、各家庭の冷蔵庫によく常備されているもの。そしてトゥファルクはポーランドのチーズケーキ、セルニックの材料としても欠かせません。ちなみにチーズケーキは、ポーランド発祥でアメリカへ移住したポーランド人たちが世界中に広めたと言われています。ただしトファルクは新鮮な乳製品なので、冷蔵保存をしないとすぐに腐ってしまいます。お土産として持ち帰るのは難しいので、現地で存分に味わってください。

7.蜂蜜|miód

【決定版】ポーランドに行くなら絶対コレを買おう!スイーツ5選+食べ物5選・蜂蜜|miód
ポーランドでは、蜂蜜は、大地のミルクとも呼ばれるほど日常的にも親しまれ、またポーランドはヨーロッパ有数の蜂蜜の生産地でもあります。その品質の良い味の確かな蜂蜜は国内だけではなく西欧でも有名。私のポーランド人の家族も夜食にはパンに蜂蜜をぬって食べたり、冬にはホットビールに蜂蜜を入れたりと常備しておかなければいけない食べ物の内の一つとなっています。さて、その蜂蜜ですが、買う時には注意が必要です。スーパーに並んでいるものはニセモノが多く、お土産屋さんでも純度の低いものが売られているのでよく見極めて買わないといけません。コツとしては市場などで買うか 、apis というルブリンの有名な蜂蜜メーカーが作っているものを探してみて下さい。また、ポーランドの蜂蜜は食べ物としてだけではなく、コスメ用品や石鹸などにもよく使われているので、そういったものを買ってみるのも良いかもしれません。ビタミンやポリフェノールなどの栄養素がたくさん詰まった健康にも美容にも大変良いポーランドの蜂蜜、ぜひお試し下さい。

8.パン オブヴァジャネック|obwarzanek

【決定版】ポーランドに行くなら絶対コレを買おう!スイーツ5選+食べ物5選・パン オブヴァジャネック|obwarzanek
皆さんもご存知の通り、パンはヨーロッパの毎日の食事に欠かせないもの。ポーランドでももちろん日常的に食べられており、中でもポーランドの伝統的な製法で作られたパンはヨーロッパ全体でとても評判が高いです。皆さんもポーランドのパン屋さんへ行くと、その様々なパンの種類に目を奪われることでしょう。そして、日本人好みのパンといえば皮がサクッとして中がふんわりの焼きたてパン。パン屋さんには焼きたてパンも沢山あるのでそれらを試すのも良いのですが、ここで私があえて紹介するのはその逆の食感のパン、オブヴァジャネックです。オブヴァジャネックとは南ポーランド、主にクラクフでよく見られる、ベーグルやプレツェルによく似た形のパン。製法もベーグルと似ているのですが、中のふんわり感は全くありません。しかし、その硬めの歯ごたえともちもちとした食感、一つ食べただけでも満足感があるオブヴァジャネックは多くの人々から愛されています。クラクフからの長距離バスや電車では大勢のポーランド人達が袋にたくさんのオブヴァジャネックを詰めて帰っているのをよく見かけますが、実は私もクラクフへ行く度に、オブヴァジャネックのまとめ買いを家族からお願いされます。味のバリエーションは主に、塩、ごま、チーズ、ケシの実の4種類。個人的にはチーズがオススメですが、ポーランド語でマック(mak)という、黒いゴマのようにも見えるケシの実のオブヴァジャネックが現地の人達には大人気。このパンはスーパーなどでは売っておらず、クラクフの駅や路上、広場の一角にある小さな露店で決まって、おばあさんが売っています。値段も1.70ズオテ(約55円)前後ととても安く、おばあさん達がオブヴァジャネックを売る姿も今やクラクフ名物の一つ。ちなみに日本でも最近になってベーグル専門店などがあちこちに出来ていますが、ベーグルはポーランド発祥でオブヴァジャネックがそのベーグルの原型といわれています。

9.インスタントのスープ

【決定版】ポーランドに行くなら絶対コレを買おう!スイーツ5選+食べ物5選・インスタントのスープ
お土産というと、つい観光地のお土産屋さんなどで買ってしまいがちですが、スーパーなどで手に入るようなものを気軽に買ってみてはいかがでしょうか。その中でも私がオススメするのは、かさばらず、バラ買いのしやすい粉末スープ。ポーランドには沢山のオリジナルスープがありますが、 粉末スープを買うと、それらを家でも簡単に再現することができます。そして、ポーランドで粉末スープやインスタント食品などを売っている主なメーカーといえば、日本でもお馴染みのクノール(knorr)やポーランドのメーカーであるヴィニアレ(winiary)とアミノ(amino)。ヴィニアレの商品がまだ少なかった頃はクノールが人気だったのですが、最近ではもっぱらヴィニアレを好む人が多くなってきました。アミノはヴィニアレほど有名ではないのですが、ヴィニアレのように粉末スープやソース類などを扱うポーランドのインスタント食品メーカーです。またあまり頻繁には見かけませんが、日本の食品メーカーである、味の素もポーランドに進出し、色々なスープのインスタント食品を発売しています。しかし、一言に粉末スープ、インスタント食品といっても味の種類が多く、どれを買えばいいのか分からない方も多いはず。そこで、数々の商品の中から私が皆さんにぜひ試して欲しいものを、レシピ付きで3つ紹介します。またポーランドのスープに関しては、以前に私が書いた記事、ポーランドに行ったら絶対味わいたい!ポーランド人が推す絶品スープベスト5も参考にご覧ください。

ヴィニアレのバルシチ

【決定版】ポーランドに行くなら絶対コレを買おう!スイーツ5選+食べ物5選・ヴィニアレのバルシチ
バルシチはポーランドの最も伝統ある料理の一つで、真っ赤な色が特徴的なスープ。各メーカーがバルシチの様々なインスタント商品を発売していますが、中でもオススメなのは、化学調味料のグルタミンや着色料などを使っていない、自然の旨みをだけを活かして作られたヴィニアレの粉末バルシチスープです。作り方は200mの沸騰した熱湯にティースプーン3杯程(12g)の粉末バルシチを入れ、よくかき混ぜるだけ。

アミノのロスウ

【決定版】ポーランドに行くなら絶対コレを買おう!スイーツ5選+食べ物5選・アミノのロスウ
ロスウもバルシチと並ぶ程、昔から伝統的に飲まれてきたスープ。具として、細くて短い麺が沢山入っており、ロスウの薄い鶏ガラ風味の味わいは日本人にとっても馴染みやすいです。ちなみに日本のラーメンはポーランド語では日本版ロスウとも言われているので、こちらのインスタントのロスウもポーランド版ラーメンだと思って試してみて下さい。
作り方はいたってシンプル。中に入っているものを全て深めの器に入れ、400mの沸騰した熱湯を注ぎ、よくかき混ぜます。そのまま、3〜5分放置して出来上がり。

クノールのジュレック

【決定版】ポーランドに行くなら絶対コレを買おう!スイーツ5選+食べ物5選・クノールのジュレック
クノールのジュレックは家庭の味に一番近いと多くの人から支持されています。ジュレックは食べるスープという感覚に近いので、粉末スープをそのままお湯に溶かして飲むのではなく、少しひと手間かけて作ってみることをおすすめします。予め準備する具材はウィンナー数本を斜め切りにしたものと固ゆでの卵を一つ。それらを用意したら、鍋に冷たい水を750ml入れ、次に粉末スープ(54g全て)を入れてよくかき混ぜます。馴染んできたら、それを常にかき混ぜながら具のソーセージも入れて沸騰させ、沸騰したら弱火で5分間煮込みます。この際もようすを見ながら時々かき混ぜて下さい。出来上がったら、スープ用のカップに入れて固ゆで卵を真っ二つに切ったものを盛り付け、完成です。

10.キウバサ|kiełbasa

【決定版】ポーランドに行くなら絶対コレを買おう!スイーツ5選+食べ物5選・キウバサ|kiełbasa
肉製品であるキウバサは日本の検疫の規定により、持ち帰ることはできないので最後に紹介することにしました。残念ながらお土産には適しませんが、だからこそ現地で絶対に見逃して欲しくない食べ物の一つです。キウバサはいわばソーセージなのですが、主に2種類あり、ヨーロッパで最も一般的に見かける太めのソーセージとサラミのように色が濃く長細いカバノス(kabanos)があります。太めのソーセージの方は、ホテルの朝食などで出てくることもあるようですが、ポーランド人もそのように朝食といっしょにパンと食べるか、夏にバーベキューなどでグリルして食べるのが一般的です。いずれにしても、お店に売っている状態のものをそのまま食べることはあまりないのですが、カバノスはそのまま食べられるものなので、お酒のおつまみとして買ってみてはいかがでしょうか?ポーランドのカバノスは、チーズ、ハーブ、ペッパーなどと味のバリエーションも多く、ヨーロッパ中で人気があります。ちなみにポーランドでは、屋外レストランやパブなどを除いて、路上や公園などの公共の場でお酒を飲むことは法律で禁じられているので、お酒のおつまみとする際はホテルの部屋で楽しみましょう。

【決定版】ポーランドに行くなら絶対コレを試そう!スイーツ5選+食べ物5選のまとめ

今回は、観光ブックには詳しく載っていないような現地目線のポーランドのお菓子と食べ物をたくさんご紹介しました。いかにも観光客用といったお土産ばかり買うより、ふだんからポーランド人にも馴染みのあるものを試してみたり、それらが気に入ればお土産に持って帰るというのは良いアイディアだと思います。皆さんもポーランドに来たら、ぜひこれらの食べ物を試してみて下さい。
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【担当:カスプシュイック綾香】

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