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マレーシアでラマダンを楽しむために知っておきたいポイント5選

マレーシアでラマダンを楽しむために知っておきたいポイント5選
忙しかったプロジェクトが終わり、やっと取れた有給休暇でマレーシア旅行を計画。南国の島で遊び美味しいものを食べ、クアラルンプールでは高級ブランドのショッピング。日頃の疲れを癒してリフレッシュすることを楽しみにしていたら、旅行期間がラマダンの時期と重っていることが発覚!そんな時期に旅行しても、楽しめないかも・・?そんなことはありません。旅行をキャンセルする前に、マレーシアのイスラム教とラマダンについて理解を深めてみませんか。

マレーシアのイスラム教について

マレーシアはマレー系、中華系、インド系の3つの民族といくつもの小さな部族で形成されている多民族国家です。歴史的にマレー系が先住しており、人口の6割がマレー系であることから、国教はイスラム教と定められていますが、宗教の自由は認められており、それぞれの民族同士、互いの宗教や生活スタイルを尊重して共存する道を歩んでいます。

ラマダン(断食月)とは

イスラムの暦で9月にあたる時期のことをいいます。このひと月の間、全世界の敬虔なイスラム教徒は日の出から日没までの間、飲食を絶つことが定められています。断食月はイスラムの長老によって新月が調べられて発表され、ここ数年の予定は以下の通りです。
2015年 6月18日~7月16日
2016年 6月 6日~7月5日
2017年 5月27日~6月25日

ひと月もの間、断食するなんてなんて厳しい宗教だろう・・。そう思われるかもしれませんが、旅行者や重労働の仕事をする者、妊婦や出産したばかりの女性、乳幼児、病気の人などは断食を免除されたり、時期をずらしてやればいい等、柔軟な取り決めがあります。
また、10歳のころから午前中だけとか、少しずつ断食の練習をしていくので、イスラム教徒の人たちにとっては暮らしのある時期に当たり前にやってくる行事となっているのでしょう。
この時期のマレーシア旅行、ちょっとしたことに配慮するだけで、普段とはまた違う楽しい体験ができて、想い出深い旅になるかもしれません。マレーシアでラマダンの時期を楽しむためのポイントをご紹介します。

1.タクシーがつかまらない?

マレーシアでラマダンを楽しむために知っておきたいポイント5選・タクシーがつかまらない?
マレー半島北西部、アンダマン海に浮かぶランカウイ島では、マレー系住民の比率が9割と多いため、この時期は日没が近くなる頃からタクシーはなかなかつかまりません。
普段ならショッピングや食事に出かけた先で流しのタクシーがすぐつかまるのですが、この時期だけは近くにある大きなホテルやショッピングセンターまで歩き、タクシースタンドでタクシーを頼みましょう。ランカウイは日本の淡路島の2/3位の島で道路もとてもわかりやすいので、国際免許を日本で取ってレンタカーを借りてもいいでしょう。

2.マレー系の人は働かない?

ラマダンの間は日中に飲食が一切できないために、どうしてもこの時期のマレー系の人たちの生産性は落ちます。でもそれは宗教上の理由であり、本人のせいではありません。同僚として働く他の民族の人たちにとっては、ちょっと迷惑な話かもしれませんが、彼らは互いにとても寛容です。この時期は仕方ない、と受け入れています。
クアラルンプールなどの大都市では、都市機能が停滞するようなことはありませんし、リゾートのホテルも普段通りなので全く心配ありません。

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3.夕食はお早めに

ラマダンは苦行と思われるかも知れませんが、大変なのは日没まで。昼間食べられなかった分、イスラム教徒の人たちは日没後は自由に飲み食いするのです。この期間は子ども達も特別に夜更かしが許されて、日が沈んだ夜のレストランには、マレー系のファミリーが大勢集まって夜遅くまで賑やかに食事をします。
イスラムの教えでは、豚肉やアルコールを口にすることを禁じています。また、その他の食品でも加工や調理の際に決められた作法があり、そういう決まりに則って調理されたものをハラル食といいます。マレー系の人たちは、日没後にハラル食を出すレストランに繰り出しますから、もしそういうレストランに行くなら少し早めに食事を済ませるといいでしょう。

4.ラマダンマーケットを楽しもう

マレーシアでラマダンを楽しむために知っておきたいポイント5選・ラマダンマーケットを楽しもう
マレーシアでは、毎日どこかで必ずナイトマーケット(Pasar Malam)が開かれています。ナシゴレン(マレー風焼きそば)やサテー(マレー風焼き鳥)などの屋台が出ていたり、南国のフルーツや野菜、魚などの食材、また伝統的なマレーの菓子などもあります。食材以外にも、サンダルやTシャツなどの日用品、そして子どもが目を輝かせるおもちゃまでいろいろなものが売られていて、ぐるっと見て回るのはとても楽しいです。
ラマダンの時期にはラマダンマーケットという特別なナイトマーケットが開かれます。ランカウイ島のラマダンマーケットを訪れると、普段は家庭の主婦である女性たちがこの時期だけ出店して、手作りのケーキを沢山作り売っていたりします。
この時期だけの理由はというと・・・。
1か月に及ぶ断食が終わるラマダン明けの2日間、人々は「ハリラヤ・プアサ」という断食明けのお祝いをします。それは日本人にとってのお正月のように、とてもおめでたいお祝いで、人々は家を綺麗に掃除して飾りつけをし、家族で新調した衣装を身にまとい、親戚や友人の家を訪ねたり、招待したりして楽しく過ごします。
主婦たちは「ハリラヤ・プアサ」のため、この時期だけお店を出して、費用を調達しようというのです。この家庭的なケーキは評判になっているようで、次々と色とりどりのケーキが売れていきます。
ラマダンマーケットは旅行者も自由に買うことができますので、ぜひ屋台の間をそぞろ歩いてみましょう。サテーやフルーツ、ケーキを買って、ホテルの部屋でのんびり夕食もいいかもしれません。

5.ハリラヤプアサを楽しもう

マレーシアでラマダンを楽しむために知っておきたいポイント5選・ハリラヤプアサを楽しもう
ハリラヤ・プアサの日、マレーシアでは王宮や首相官邸でもオープンハウスといって、一般人を招き入れるイベントがあります。年に1度、王様や首相に会うことができ、広い庭のテントにはビュッフェ料理が並び食事が無料で振る舞われます。イスラム教徒だけではなく、中華系でもインド系でも、そして外国からの旅行者も行くことができます。
一般の家庭でも、御馳走を用意してオープンハウスを開き、親戚や友人を招きます。海外から来た人たちに異文化体験させてあげようと、そんなに親しくなくても呼んでもらえたりします。招待されたら、遠慮せずに訪問しましょう。訪問の際は、露出のある服は避けたほうがいいかもしれません。

マレーシアでラマダンを楽しむために知っておきたいポイント5選のまとめ

マレーシアでラマダンを楽しむためのポイント、いかがだったでしょうか。ぜひ、この時期のマレーシアを旅して、異国情緒あふれる体験をしてくださいね。
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【担当:sari】

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