インドネシア・ジャカルタでのオススメ交通手段4選
以前から渋滞のひどさで有名なインドネシアの首都・ジャカルタ。最近では、イギリスの潤滑油メーカーによる調査において、世界78都市のうち最も渋滞している都市に選ばれてしまう結果に。主な原因としては、順調な経済発展に伴い国民が自家用車を持つことができるようになったこと、電車や地下鉄などの公共交通機関の整備不足などが挙げられます。現在、ジャカルタの主要エリアではインドネシア初の都市高速鉄道(MRT)が建設中で、その工事により車線が狭くなっており、場所によっては一日中渋滞しているなんてことも。
そんなジャカルタで、「どんな交通手段があるの?」「何に気を付ければいい?」という方に向けて、ジャカルタのオススメ交通手段を、+αとして注意点を交えながらご紹介します。
1.レンタカー
一番、いや唯一と言っても過言ではないくらい、やはりジャカルタでの移動手段は自動車。筆者を含め、ほとんどの日本人駐在員・その家族がドライバー(インドネシア人)付きのレンタカーを普段から利用しています。
ドライバー付きなんて贅沢だと思われるかもしれませんが、ジャカルタで日本人が自分で運転しているという話はほとんど聞いたことがありません。というのも、日本であればドライバーみんなが交通ルール・マナーなどの知識を持ち、それを守って運転しているという信頼がありますが、ジャカルタではそれが通用しません。インドネシア人の運転は、我先にとばかりに自動車を進めたがり、頻繁に車線変更をし、互いに譲り合うということがあまりありません。こうしたインドネシア人の運転感覚を経験しない限りは、日本人にとってジャカルタでの運転は無理。多くの会社は駐在員やその家族による運転を禁止しています。インドネシアにも一応自動車教習所はあるそうですが、運転免許証をお金で買うことができてしまうという話もあり、法整備の緩さも指摘されています。
そこで、必要になるのがドライバー付きのレンタカー。駐在員やその家族には、会社が用意し、ドライバーのお給料やガソリン代・駐車場代などを自己負担することもあります。
また、出張者や観光客などの短期滞在者向けには、以下のようなドライバー付きレンタカーを1日からチャーターできるサービスも。日本語対応なので、インドネシア語・英語ができなくても安心です。
http://butler-japan.asia/pack/
2.タクシー
日本よりも料金がかなり安く、公共交通機関が少ないため、タクシーも日常的によく利用されています。日本のようにメーター付きのものがほとんど。初乗り料金は会社によって異なります。最近は、ガソリンの値段が上がっているため、初乗り料金も知らぬ間に上がっていることがあります。
タクシーに乗車するには、ホテルやモールの専用乗り場でスタッフにタクシーを呼んでもらいましょう。以下に挙げるタクシーであれば、流しのタクシーでも普通に手を挙げて捕まえれば大丈夫です。ただし、以下のタクシーに色を似せた個人タクシーには乗らないこと。また、女性一人でタクシーに乗る場合には、車内で寝るなどの油断は禁物です。
ジャカルタには元々チップを渡す習慣はありませんでしたが、最近では欧米人も増えてきたためか、料金に1~2割分のチップを上乗せして支払うことが多いです。また、料金が安く、また、おつり用に細かいお金を用意していない運転手も多いので、タクシーに乗る際には細かいお金を用意しておきましょう。
日本人が安心して利用できるタクシー
・Blue Bird
水色の車体に鳥のマークが目印。同じブルーバードグループで、青色の車体をしたPusakaというのもあります。
http://www.bluebirdgroup.com/bluebirdtbk/regular-taxi
・Silver Bird
上記ブルーバードグループのエグゼクティブ向けタクシー。すべての車両が黒色で、メルセデスベンツやトヨタのアルファードなどの高級車を使用しており、乗り心地が抜群。運転手と英語でのコミュニケーションも可能。最近、ミニマムRp50,000~という制度ができてしまい、1~2キロほどの近距離乗車で使うには要注意。
http://www.bluebirdgroup.com/bluebirdtbk/executive-taxi
・Express
白い車体に黄色のヘッドサインが目印。上記のタクシーより少し車内の清潔感が劣ります。
http://www.expressgroup.co.id/expressweb/services/express_regular
移動時に使えるインドネシア語
・Tolong panggil taksi ○○(トロン パンギル タクシー○○)=「○○のタクシーを呼んでください。」
・Tolong ke ○○(トロン ク ○○)=「○○へ行ってください。」
・Minta buru-buru(ミンタ ブルブル)=「急いでください。」
・Minta Kembali(ミンタ クンバリ)=「おつりをください。」
観光客だと思われると、甘く見られてぼったくられることがあるので、毅然とした態度で臨みましょう。ジャカルタでは道路が急に通行止めや交通規制が行われるなど、近道が不可能な場合もありますが、その場合でも強く怒らず冷静に指示しましょう。運悪く道を知らない運転手に当たってしまったときのために、道案内ができるようGoogleマップなど地図アプリなどを用意しておくこともオススメです。
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3.トランスジャカルタ
ジャカルタの中心部の主要な目抜き通りに作られた専用レーンを走るバス。そのため、渋滞の中でもスイスイ移動ができ、ローカルに人気です。ただし、バスの行き先によって乗り場が異なるなど分かりづらいところもあります。チケット購入時にインドネシア語が必要になりますが、ジェスチャーでも大丈夫。トランスジャカルタのバス停は車道の真ん中にあるため、そこに行くまでの歩道橋を渡らなければなりません。ここで外国人を狙ったひったくりがしばしば起きているので、気を付けましょう。
4.バジャイ
タイのトゥクトゥクにも似たオート三輪タクシー。けたたましいエンジン音と排気ガスを出しながら、道路の脇や細い路地など小回りのできる乗り物です。乗車するには、ドライバーに事前に行き先と希望料金を伝えて交渉することになるので、インドネシア語が話せないと厳しいです。タクシーよりも料金が高くつくこともあります。
インドネシア・ジャカルタでのオススメ交通手段4選のまとめ
以上、日本人がジャカルタ市内を移動する際に利用できる交通手段をご紹介しました。これら以外にも、オジェックというバイクタクシーや、ジャカルタとバンドゥンなどの地方都市を結ぶ長距離列車などもありますが、ジャカルタ初心者が利用するには厳しいのが現状です。いずれにせよ、海外だということを忘れず、油断せずに行動するようにしましょう。
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【担当:Wisteria】
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