旅慣れていても驚くことばかり!ミャンマー旅行で必要なグッズ7選
今、ビジネスでも旅行でも注目を集めている「アジア最後のフロンティア」ミャンマー。軍事政権の時代が終わり、2011年頃から民主化と自由経済化が進んだことで、ミャンマーへの渡航は簡単になってきました。それでも、長年鎖国状態にあったこの国は、経済面、インフラ面、文化面など多くの面で私たちの常識と違う事がたくさんあります。その違いを楽しみに行くのもミャンマーを訪れる魅力なのですが、可能な限り旅行などの滞在は快適にしたいもの。海外旅行に慣れている方でも、ミャンマーならではの状況に戸惑うことはあると思います。今回は「ミャンマーだからこそ」必要となるグッズ7選をご紹介しますので、参考にしてみてください。
これは必ず持っておいたほうがいい!欠かせない必需品
1.ビザ
ミャンマー観光には観光ビザが必須です。滞在可能期間は最長28日。以前は、東京都品川区のミャンマー大使館か大阪市のミャンマー西日本ビザセンターのどちらかで、ビザの申請と受領が必要でしたが、2014年9月より、ミャンマー政府のウェブサイトでe-ビザ申請が可能になりました。大使館への往復や、郵送申請で3週間待つこと無く、ネットで簡単に申請できます。申請すると承認レターがメールで届きますので、そのレターをプリントアウトしてパスポートと共に、ヤンゴン国際空港のイミグレーションに提出すれば、ビザのスタンプを押してもらえます。
このe-ビザはまだ観光ビザ限定で、対応空港もヤンゴン国際空港だけですが、以前の申請の不便さと比べたら雲泥の差です。これを利用しない手はないでしょう。筆者はe-ビザシステムができる以前に、日本国内でのミャンマービザ取得をあきらめ、一旦バンコクのミャンマー大使館でビザを取得してから、陸路でミャンマーに入国しました。このシステムがもう少し早ければ…、とちょっとだけ悔しい気分です。
2.サンダル
ミャンマー観光ではパゴダまたはパヤー(仏塔および仏塔のある寺院)巡りは欠かせません。ミャンマーの人々はとても信心深く、礼を尽くしてお参りをします。神聖なる寺院やパゴダでは、境内だけでなく、敷地内全てで土足は厳禁です。靴下やストッキングも脱がなければなりません。パゴダが小さくても大きくても敷地内は必ず素足です。
靴を履いていると、観光スポットのパゴダに到着する度に、靴と靴下を脱がなければならず、とても面倒です。ということで、ミャンマーで観光するときはサンダルが最も効率的。個人的には丈夫で底が厚くて安全な、業務用サンダルがおすすめです。
大きなパゴダになると、靴脱場があって預かってくれます。そこから素足になりましょう。
有名なゴールデン・ロックがあるチャイティーヨー・パゴダ (Kyaiktiyo Pagoda)は広大で、2時間ほど歩きまわったのですが、石畳を素足で歩き続けるのは、慣れないと結構疲れます。しかし足ツボ効果なのか、ご利益なのか、健康になれた気がしますね。
3.ロンジー(ミャンマーの民族衣装)
こちらもパゴダ巡りでは必需品です。
ロンジーとは男性も女性も着るミャンマーの民族衣装で、巻きスカートのようなものです。近代化が進んできているミャンマーでも、かなり多くの人々がこのロンジーを日常的に着用しています。
神聖なパゴダでは、土足禁止と同時に、露出が多い服装や相応しくない服装も禁止です。ショートパンツやタンクトップはパゴダで着るには相応しくありません。しかし熱帯のミャンマーで長ズボンは厳しい。
そこで、ロンジーを着用しましょう。ロンジーはパゴダで着るのにふさわしい服装ですし、スカート状なので、意外と涼しいのです。そしてせっかくなので、ミャンマー人になりきってお参りしてみましょう。ロンジーにあうのは襟付きの半袖シャツです。このスタイルはまさしくミャンマー・ファッションの王道です。
ロンジーは当然、現地調達するのが良いでしょう。都市でも田舎でも、たいていの市場で3000~5000チャット(およそ300円~500円)で購入できます。購入した時にお店の人に着方を教わるといいと思います。教わらなくても簡単に着れますけどね。
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4.オフライン地図
スマートフォンで地図を開けば現在地や目的地までの経路がすぐに分かるという、便利な時代ですよね。しかし、残念ながら、ミャンマーではそうは行かないと思います。屋外は日本のキャリアのローミング圏外です。また多くのホテルにはFree Wi-Fiのサービスがあるのですが、ミャンマー全体のネットワーク・インフラが十分でないために、データの送受信量がかなり限られています。筆者の経験では全角20字ほどのテキストメッセージを日本へ送信するのに1分半~2分かかりました。
ミャンマー国内で地図データを検索・閲覧することは現実的でないので、スマートフォンにはオフラインで地図を見ることができるアプリを入れていくことをおすすめします。
5.米ドル
ミャンマー国内は基本的にミャンマーの通貨、チャット(Kyat)でしか支払いができません。そしてチャットはミャンマー国外での両替は不可能で、そもそも国外への持ち出しも禁止です。日本で事前に新札の米ドルを準備してから、ミャンマーに入国しましょう。ミャンマー国内では新札の米ドルをチャットに両替するしか方法はありません。新札でないと受け取りを拒否される可能性が高いので要注意です。タイとの国境の街では、タイ・バーツをチャットに両替してくれる路上の両替商がいますが、かなりの手数料を差し引かれます。都市部ではクレジットカードのキャッシングができるATMもありますが、金額に上限があり、手数料も高額ですので、緊急用とすることをおすすめします。
念のために持って行こう!あると便利なおすすめグッズ
6.虫除けグッズ
東南アジアなどの旅行に慣れている方にはおなじみかもしれません。ミャンマーも蚊が多いです。都市部でも相当数の蚊がいます。ましてや地方では当然です。安宿には蚊帳が無い部屋もありますから、蚊取り線香を焚いてでないと、安心して寝るのは難しいかもしれません。虫除けのスプレーは空港で止められる可能性もあるので、それとは別に液体またはクリームの虫さされ用外用薬があると安心です。
7.ビルマ語ポケット会話集
「会話集なんていらないよ!ボディー・ランゲージこそが旅の醍醐味だよ!」そうおっしゃる気持ちは良くわかります。筆者も旅のコミュニケーションに会話集が必須だとは思いません。
しかし、ミャンマーの地方や田舎はあまり英語が通じないだけでなく、看板の文字も数字もビルマ文字またはビルマ数字だらけなのです。あらゆる物の値段や駅の時刻表も、私たちが知るアラビア数字ではないので、数字すら理解できないことが多々あります。
筆者は会話集は持ち歩きませんでしたが、ビルマ数字の一覧表は財布に入れて持ち歩きました。それを見ながら数字を確認する機会が何度かあったので、かさばるものでなければ、ポケット会話集のような冊子を携帯することをおすすめします。
ちなみに首都ヤンゴンのホテルでは完璧な英語のサービスがありましたので、大都市であれば上述のような心配は必要ないと思います。
ミャンマー旅行で必要なグッズ7選のまとめ
今回、必需品リストには入れませんでしたが、必要な方はトイレットペーパーは持って行きましょう。他の東南アジア諸国同様、トイレに紙は常備してありません。郷に入っては郷に従えの精神で、東南アジア式トイレに慣れてしまえば、トイレットペーパーは不要です。
ミャンマーはまさしく「アジア最後のフロンティア」です。特に田舎が素晴らしい!なぜか「懐かしさ」を感じる街がミャンマーには多くあります。そして、人々が陽気で優しくて親切です。外国人だと分かると、積極的な人もシャイな人も、出会う人全てがゲストとしてもてなそうとしてくれます。インフラ整備はまだまだで、停電は頻繁で、街灯も整備されていない通りが多いですが、治安について不安に思うことは一度もありませんでした。至れり尽くせりの高級リゾートはミャンマーには少ないですが、ミャンマーでしか味わえないことはとても多いので、貴重な経験ができることは間違いありません。ミャンマーを肌で感じる旅、おすすめですよ!
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【担当:DeeMat】
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