ドイツで暮らしたい人必見!知っておくと便利なミュンヘン住宅情報7選
ドイツに住んで3年、運よくいい物件に出会えましたが、ここミュンヘンはドイツの中でも住宅を見つけるのが本当に困難な場所といえます。土地代が高いため家賃が高くなるだけではなく、多くの学生や移住者などドイツ人以外も沢山住んでいるため住居数が足りない状態です。
今回は、住居システムの日本との違う点や探し方などを詳しく書いていきます!
1.住居形態
家賃も高いミュンヘンは住居形態もさまざまです。一人で住む人はもちろんルームシェアも一般的な住み方になっています。
ルームシェアは“WG”と呼ばれ、主に学生など共同バス・キッチンで部屋は各自といった住み方になります。それぞれの家によってルールや部屋割りなどさまざまありますが、それでも家賃は安くて300ユーロ~/月くらいが相場でしょう。ルームメイト募集の大手サイトもいくつかあり、基本はすべてドイツ語になりますが英語で書かれている場合もあります。ただ、このWGの形でもすぐに定員が埋まってしまうので、とりあえずはコンタクトをして実際に会う約束を決めるのが得策です。
また、間借りという形態もあります。これはルームシェアと似ていますが、大抵は家族で住んでいる家の1部屋を家賃を払って住むというこのになります。
一人部屋は広さにもよりますが、相場は500ユーロ~/月になるでしょう。目安として2015年度の発表では、ミュンヘンでは1㎡あたり20ユーロ計算が平均だそうです。
2.エントランス
市外に出ると一軒家も多くなりますが、ミュンヘン市内ではほぼマンションのみとなります。見た目は1軒屋のようであっても、階によって完全に分かれていたり違う家族が住んでいたりしています。
マンションの場合、ほとんど一階の入り口は中からしかドアが開けれないため、外にあるインターホンを押して開けてもらうオートロック式になります。ただ、日本のようにカメラが付いていたり、インターホンで応答が出来ないため、正直誰が来たのかは分かりません。そのため、時々他の家に用事があるにもかかわらず自分のチャイムがなることもしばしば。。。また、郵便ポストが中にあるため、配達の人はそのマンションの住民の誰かに開けてもらって入ってきます。2回押すのが郵便の合図になるので覚えておくといいでしょう。
3.家の鍵について
ドイツの玄関のドアは、ほとんどの家がオートロックになっています。そのため、うっかり鍵を忘れたままドアを閉めてしまった場合でも中に入ることは出来ません。ルームシェアなど誰かと暮らしている場合は開けてもらう事も出来ますが、一人の場合は鍵屋さんに頼む以外方法はないので注意が必要です。私も一度、急いで出てしまい気づいたときにはドアが閉まっていました。幸い近所にお店があり、頼んで一緒に来てもらった後に開けてもらえましたが、それでも50ユーロかかりました。出張費など取られる場合もあるので、合鍵を誰か知り合いに預けるなど対策をとるのもいいでしょう。
4.光熱費
家賃のみの値段を“Kalte Miete:カルテ・ミーテ”、それ以外に諸費用を足した家賃の合計を“Warme Miete:ヴァルメ・ミーテ”と言います。この諸費用は各マンションによって値段も異なってきますが、水道代や管理費などが一般的にここに入ります。
私の住んでいるマンションの場合は、水道代30ユーロ+管理費50ユーロ/月です。
ただ水道代については使用量によって、年間の支払い(30×12ヶ月=360ユーロ)から払い戻しや超過で払うなど変動があります。毎年1回、住居に直接メーター点検に来るので、その日は家に待機しておかなければなりません。
また、電気代はマンションに払うことはなく、各自で電気会社に振り込むようになっているため、この家賃には関係がありません。
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5.部屋の設備について
ドイツで部屋を借りた場合、家具はもちろんのことキッチンやお風呂場まで何もない状態も至って普通です。そのため部屋を借りる際に、どこまでの設備がその部屋に備わっているのかを充分に調べる必要があります。電気の取り付けならまだ簡単に出来るかもしれませんが、バスタブやカーテンレールなども備わっていないため、自力での取り付け作業はなかなか大変です。買い付けから工事まで、家の入居をしたからといってすぐに生活できる状況ではないときもあるので注意しましょう。もちろん、自分の使いやすいキッチンなどを選んで買うことも楽しみの一つかとは思いますが、習慣がない私たちにとっては大変な手間であり慣れないことなので、出来れば備わった部屋を見つけるほうがいいでしょう。
また、部屋の壁は基本白色の状態で入居になりますが、入居後はどんな色にしてもペイントをしてもかまいません。ただし、自分が出て行く際にはきれいな真っ白にしなければならないため、白のままにしていても大抵は白の塗りなおし工事をすることになってしまいます。
労力とお金はかかってしまいますが、マンションであっても自分らしい住居を作ることは出来ることはドイツならではだと思います。
6.暖房器具
ドイツではHeizung:ハイツングと言われる暖房器具が部屋に元からついています。ほどんどが窓の下に取り付けられており、寒い冬などにはこれで部屋をあったかくするのが普通です。つけてもすぐに暖かくはならないため多少の時間はかかりますが、壁の断熱機能が優れているので充分にこれだけで冬を乗り切ることは出来ます。もちろん電気屋さんなどでは日本で見かけるようなヒーターなども売られているので、部屋が寒い場合など効きが悪ければ購入するのもいいでしょう。このハイツング、電気は全く使いませんが、水(または石油)を使っているため料金は水道代に関係してきます。
7.ごみ処理について
マンションなどの中庭やガレージに共同のごみ入れがあります。ゴミ袋は透明や色つきなど一切指定はありませんが、環境に配慮するドイツは分別が細かくなっています。一般的なものとしては、一般ごみ・紙ごみ・生ごみ・びん・缶・衣類などになっています。住居に備わっていない分類の場合などでも、近くの公園付近であったり道にも共同のゴミ箱があるのでそこに捨てることになります。
ドイツで暮らしたい人必見!知っておくと便利なミュンヘン住宅情報7選のまとめ
ミュンヘンはドイツ人でも住居探しは大変困難な状況です。その中で外国人である私たちが見つけるとなれば本当に大変なことになってきます。インターネットで探す方法がいいとは思いますが、残念ながら詐欺まがいの被害も多いのが現状です。知り合いのつてで見つけるのが一番おすすめの方法なので、ドイツ人や日本人など出来る限り繋がりを作ることをまずはしたほうがいいでしょう。ドイツに住む日本人の掲示板もあるので、そちらも参考にしてみてください。
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【担当:SN】
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