ヨーロッパの主要河川に掛かる夜景がロマンチックな橋6選
歴史あるヨーロッパの町を流れる川だけでも素敵な雰囲気がありますが、そこに架かる橋の風景はさらに美しさを増します。昼の風景にもまして、ライトアップされた夜の橋は、ロマンチックで異国情緒あふれる輝きがプラスされるよう。
ヨーロッパの町の、ぜひ訪れてみたい素敵な橋をご紹介してみたいと思います。
- 1.ロンドン橋|London Bridge(ロンドン)
- 2.サンタンジェロ橋|Castel Sant’Angelo(ローマ)
- 3.ポン・ヌフ|Pont Neuf (パリ)
- 4.ベッキオ橋|Ponte Vecchio(フィレンツェ)
- 5.くさり橋(ブダペスト)
- 6.カレル橋(プラハ)
- ヨーロッパの主要河川に掛かる夜景がロマンチックな橋6選のまとめ
1.ロンドン橋|London Bridge(ロンドン)
ロンドン市内を流れるテムズ川にかかるロンドン橋は、1750年にウエストミンスター橋がかかるまでは、唯一のものでした。ここには何度も橋が架けられては倒壊しており、その回数の多さから「ロンドン橋落ちた」という民謡が生まれたことでも知られています。橋と同じ名前のロンドンブリッジ駅もあります。
テムズ川|River Thames
テムズ川の語源はギリシャ語と言われており、ロンドン市内と海をつないでいます。夜、川沿いをお散歩も素敵ですが、イルミネーションが美しい夜のクルーズでライトアップされた美しい建造物の数々を眺めてみてはいかがですか。
舌平目|Dover Sole
イギリスとフランスを隔てるドーバー海峡で採れるお魚ソール「舌平目」は、イギリスのパブの定番メニュー「フィッシュ&チップス」に使用されることで有名。同じ舌平目でもフランスへ行くとムニエルのソースをかけるお洒落で美味しい料理になり、イギリスでは、ただの魚のフライにポテトが添えられているといった庶民的な料理。
イギリス料理は昔から「まずい」というイメージが定着している感がありますが、実はそうでもないのです。選ぶレストランで味も変わりますので、たかが「フィッシュ&チップス」と侮れません。とても美味しいところもありますよ。
有名なシーフードのお店などをネットで調べたり、ホテルのコンシェルジュに聞いてみるのもよい方法です。
日本には、「安くて美味しいお店」がたくさんありますが、イギリスも含めヨーロッパでは「高くて美味しいお店」だと考えた方がよいかもしれません。
せっかくの旅行ですから、少しくらい予算をオーバーしたとしても美味しい「ドーバーソール」ぜひお試しいただきたいと思います。
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2.サンタンジェロ橋|Castel Sant’Angelo(ローマ)
サンタンジェロ橋とは「聖天使橋」。そばにはサンタンジェロ城「聖天使城」もあります。この橋は、古代ローマを代表する橋で、紀元136年に建設された5連のアーチ橋でイタリアを代表する有名な建築家ベルニーニのオリジナル天使像があります。
石造りアーチの由来
紀元前4000年から3000年の古代メソポタミア時代地下の墓や神殿には、レンガの尖頭型アーチが組まれていました。そこから発展しながらエトルリアを経て紀元前後ローマに伝わったと言われております。しかし、その頃にはすでに、ローマ人が造った円形アーチの技術は出来上がっていたと言われており、いかにローマ人が優れていた技術を持っていたかわかりますね。
テベレ川|Tevere
ローマ市内を流れるテベレ川は、イタリア国内を縦に走るアッペンニーノ山脈に端を発し、ティレニア海まで注いでいます。イタリアで3番目に長い川。ローマ市内のテベレ川にはティべリーナ島という中州があります。伝説では、ローマの創始者であるロムルスも双子の弟レムスと一緒にこの川に流されてきたと言われています。
遊覧船もありますが、テベレ川はあまり水の色が綺麗ではないので、日中よりも夜の方をお勧めいたします。
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3.ポン・ヌフ|Pont Neuf (パリ)
15~16世紀にかけて石造りのアーチ橋は、円形から扁平のアーチに変わります。橋の印象は重量感のある形から優雅な形へと変わっていきました。ルネサンス期のイタリアで出来たこうした形の橋は、パリのセーヌ川の多くの橋に影響を与えました。優雅で美しいセーヌ川の橋「ポン・ヌフ」はその代表的な橋です。
「ポン・ヌフ」はフランス語で「新しい橋」ですが、セーヌ川にかかる現存する橋で最古のもの。橋は何度も修復工事をしてはきたものの、その基本的構造は建築当時のままです。近くには、この橋から名付けられた「ポンヌフ駅」があります。映画「ポンヌフの恋人」でも、その名前が有名になりました。
セーヌ川|Saine
全長780kmのセーヌ川は、ロワール川についでフランスで2番目に長い川。パリの町はセーヌ川の中州シテ島から発達した町で、シテ島の上流に続くサン・ルイ島やシャイヨー宮、自由の女神などは観光の中心で、「バトー・ムッシュ」「バトー・パリジャン」などの遊覧船があります。セーヌ河岸の美しい建造物は、世界遺産に登録されているものも多く、昼と夜の違った顔を持つ美しいパリの風景を船の上から堪能できます。
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4.ベッキオ橋|Ponte Vecchio(フィレンツェ)
ベッキオ橋は、イタリアのフィレンツェを流れるアルノ川に架かる屋根付きの橋。フィレンツェの代表的な観光スポットとなっています。プッチーニのオペラ「お父様にお願い」の中では「お父さん、もしリヌッチョと結婚できないなら、ポンテ・ベッキオからアルノ川に身投げをしてしまうからね。」と脅すシーンでも有名。
橋の上は、貴金属店がずらりと並んでおりウインドーショッピングをするだけでも楽しいところ。イタリア語で、ポンテ・ベッキオ「古い橋」の名が示すように、フィレンツェで最古の橋です。
石造りの橋は丈夫なので、中世の時代の主な橋の上には家を建てるのが通例でした。橋の通行税や家賃で橋の修繕費を賄っていたのです。
この橋は、全体的にシックなのにカラフルな色合いがとても素敵で古い中世の町並みにマッチしています。落ち着いた夜のイルミネーションは、ほんとにロマンチックなイタリアを感じさせます。
アルノ川|Arno
フィレンツェ市内を流れるアルノ川は、中部イタリアのファルテローナ山に端を発しフィレンツェ市内を通りピサの西側でティレニア海に注いでいます。ベッキオ橋からはカヌーを漕いでいる人やボートレースの場面をよく目にします。フィレンツェ市内を蛇行して流れています。
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5.くさり橋(ブダペスト)
ハンガリーの首都ブダペストにある、ドナウ川に架かる吊り橋。全長380メートルでブダ地区とペスト地区を結んでいます。夜の輝くイルミネーションは一見の価値あり。ぜひ見にいってみてくださいね。
ドナウ川
ドナウ川はヨーロッパで2番目に長い大河。ドイツ南部の「黒い森」シュバルツヴァルトに端を発し、東欧各国を含む10ヵ国を通って黒海に注ぐ重要な国際河川です。全長は2850km。ヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」というワルツは非常に有名で人気も高い曲。
夜のイルミネーションと食事も楽しめる遊覧船がありますので、ぜひお出かけください。日本語のアナウンスもあり、「美しき青きドナウ」の調べと美しい風景は、思わず涙があふれ出るほどの感動。
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6.カレル橋(プラハ)
チェコ共和国の首都プラハ市内を流れるヴルダヴァ川に架かる橋。
昼は観光客で賑わい、多くの露天商や絵描きさんでいっぱい。世界にひとつの自分だけの似顔絵を描いてもらうのも素敵な思い出になりそう。また大道芸や演奏なども行われていて、多くの人が集まっていつも賑わっているところです。
夜になるとプラハ城やカレル橋がライトアップされ、のんびりと散歩を楽しむ人が行き交っています。
この橋は、多くのバロック様式の彫刻が有名で、そのひとつカトリックの聖人「ヤン・ネポムツキー」の基部のレリーフに触ると幸運が訪れるという言い伝えがあり、多くの人に触られるため、つるつるになっています。
ヴルダヴァ川
日本では、ドイツ語の「モルダウ川」として知られている川で、チェコの作曲家スメタナの「わが祖国」は、この川を題材としています。川幅500メートルほどで、プラハの旧市街と城下町を隔てています。音楽の都という雰囲気ある美しい風景が広がっています。
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ヨーロッパの主要河川に掛かる夜景がロマンチックな橋6選のまとめ
それぞれが個性をもつ美しいヨーロッパの町の橋の数々をご紹介いたしました。まだまだ他にもたくさんの美しい橋が現存しています。歴史ある美しい橋を訪ねるヨーロッパの旅も素敵ですね。
【担当:コロンナ由美】
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