ヨーロッパ在住20年の日本人オススメ!パリからの日帰り旅行先5選
パリに何度も来ている方や、長めの滞在でパリ以外の地方の都市にも行きたい方、フランスの田舎町を探索したい方など、日帰りで行けるオススメの都市を紹介します。パリとは違った街並みや景色、自然を満喫してください。
1.ストラスブール
パリ東駅から高速列車TGVで片道2時間20分のところにある、ストラスブールは、フランス東部のアルザス地方の中心地です。ドイツとの国堺にあり、昔からフランス領になったりドイツ領になったりと繰り返してきたので、フランスとドイツの融合した独特の文化が残る街です。
街並みは、木枠の家やアルザス独特のデコレーションで飾られ、おとぎの国へ来たかのような雰囲気にうっとりします。
アルザス地方は、食やワインも楽しめる地域です。マリネした肉とじゃがいもを重ねてオーブンで焼いたベックオフや、極薄ピザのようなタルトフランベ、塩漬け発酵キャベツとソーセージ類を盛り合わせた鍋、シュークルートなど、ドイツ名でドイツの味が融合した、どれも日本人の好みに合った料理です。また、飲める人なら、赤ワイン派だったとしても、アルザス地方の白ワインは是非トライしてください。Riesling(リースリング)は、辛口の白ワインとして有名ですが、アルザス地方のワインの代表格です。辛口が苦手な方や、あまり飲み慣れていない女性は、 Gewurztraminer(ゲヴェルツトラミナール)を是非お試し下さい。黄金色で、フルーティーな味わいは、赤ワイン派だった人を白ワイン派に変えるほどの味です。
時期が合えば、アルザスのマルシェ・ド・ノエル(クリスマス市)は、フランスの中でも有名なので、寒いのを覚悟して行ってみる価値があります。
もし、1泊できるようであれば、普通列車で40分の行ったところにあるコルマールに立ち寄ってください。小さい街なので、半日あれば回れますが、ストラスブール以上にかわいい家が並び、小ベニスと言われる一角は、絵本の中にいるようなメルヘンの世界です。
2.ランス
フランス北部のシャンパーニュの地方にある街で、パリ東駅から高速列車TGVで片道40分です。
なんと言っても見所は、ユネスコの世界遺産のノートルダム大聖堂、トー宮殿、サン・レミ聖堂。
また、ランスには、たくさんのシャンパーニュ・カーヴがあり、シャンパン好きならたまらないシャンパーニュ・カーヴ巡りができます。シャンパンの製法法などの説明も聞きながら、カーヴ内を見学し(予約が必要なカーヴもあるので、注意してください)、試飲もさせてもらえます。
⇒パリのホテル情報をagodaでチェック(宿泊料金・レビュー・空室検索)
3.ジベルニー
パリ・サンラザール駅から約1時間のところにあるヴェルノン駅で下車し、ジベルニー行きのバスに乗り換え、約10分で、ノルマンディー地方にあるジベルニーに行けます。ジベルニーでは、印象派の巨匠クロード・モネが晩年、アトリエ兼住まいとして過ごした家と庭園が見学できます。
モネがジベルニーのこの家で、この庭園で、どのような晩年を過ごしたのか垣間見られるでしょう。
緑の外観のモネの家の中は、クリーム色を基調としたキッチンやダイニングがモダンにまとまっています。日本の浮世絵コレクションもたくさん飾られてあり、モネの日本好きがわかります。
モネの絵に出てくる睡蓮は、あまりにも有名ですが、日本びいきだったモネが作った日本庭園に浮かんでいます。有名な絵画「睡蓮」のモデルになった庭園です。また、その絵画は、パリ市内のオランジェリー美術館やマルモッタン美術館で見られるので、パリに戻ったら是非立ち寄ってください。実物を見たあとの絵の鑑賞は、また違う感慨を受けるでしょう。
美術館とセットになったお得なチケットも販売しているので、オススメです。
4.ルーアン
ジャンヌ・ダルクが処刑された「ジャンヌ・ダルク終焉の地」として知られていますが、ノートルダム大聖堂を始め、サンマクルー教会とその庭園や、街のシンボルの大時計(博物館になっており、内部見学できます)、ステンドグラスが美しいジャンヌ・ダルク教会など、見所がたくさんあるので、1日でも回れますが、もし日程に余裕があるなら、1泊したほうがゆっくり見学できるでしょう。
セック・デ・トゥルネル博物館(鉄工芸博物館)は、美術館の中ではマイナーな印象を受けますが、隠れ家的オススメなスポットです。ゴシック様式の教会内を使用した、ローマ時代からの20世紀までの鉄工芸品を展示した美術館で、お肉屋さんの豚の形をした看板や靴屋さんの靴の形をした看板など、中世で使われていた鉄の看板は、とてもかわいく欲しくなってしまいます。錠前や門扉、階段の手すりなどが展示されていて、興味深い展示品が並びます。最近流行りのフレンチ・カントリーのアイアン調が好きな方なら、はまること間違いなしです。
パリ・サン・ ラザール駅からルーアン・リヴ・ドロワット駅で下車。1時間~1時間半ほどで行けます。
5.モンサンミッシェル
海に浮かぶ島の中にある修道院として、また、フランス最大の世界遺産としても有名ですが、やはりここは見逃せません。
以前よりも短時間で行きやすいルートができたので行きやすくなりました。今までは、パリ・モンパルナス駅から高速列車TGVで約2時間半のレンヌ駅で下車し、そこからバスでモンサンミッシェルまでで約90分というルートしかありませんでしたが、数年前に、パリ・モンパルナス駅から乗り、TGVで約2時間のドル・ド・ブルターニュ駅で下車し、そこからバスで30分というルートができたため、かかる時間が短縮されました。また、朝の出発もドル・ド・ブルターニュ行きのTGVは、レンヌ行きのTGVより出発が30分以上遅いので、ラクな上、到着時間はほとんどかわりません。TGV後のバスに乗る時間が90分というのは、かなり苦痛ですが、ドル・ド・ブルターニュ駅からのバスは30分になったため、カラダ的にもラクです。レンヌ駅からのバスの風景は、田舎街を通るだけですが、ドル・ド・ブルターニュ駅からのバスの風景は、退屈しません。フレンチ・カントリー風やレンガ造りの南仏風のオシャレな家が立ち並ぶ街を通ります。このルートはあまり知られていないため、レンヌ経由で行く人が多いですが、ドル・ド・ブルターニュ駅は小さいので、迷うこともないので、是非トライしてください。
島内は、迷路のような道が入り組み、別世界に来たような印象を受けます。修道院の中では、最上階の回廊は見逃せません。回廊に出ると、あまりの神秘的な空間に、ハッとさせられます。島内は狭いので、一日で充分回れます。
⇒パリのホテル情報をagodaでチェック(宿泊料金・レビュー・空室検索)
【担当:takamika】
海外旅行で役立つ!厳選サービス
[2] テレビCMでお馴染みのDMM.com証券でFX取引を楽しみながら外国為替の変動に強くなりましょう。
この記事が参考になったら、下記ボタンから是非シェアを。